平成18年 合宿学習会〜和歌山編〜
今年の合宿は和歌山合宿。その名の通り和歌山は県橋本市にある「宿り温泉 宿りいやしの湯」という県民宿舎で2泊3日という日程で行われました。2日目からの参加者も含めて、男性8名、女性8名の総勢16名が参加。 その内5名はロードバイクに跨り、紅一点のsonoさんが紀見峠、九度山の急勾配を見事に走り抜いて参加され、先発自動車組を驚かせました。
 学習会は合計5単元。合宿初参加4名(yasshiさん、takuちゃん、みっちゃん、fukuちゃん)とyoza君が担当をしました。  企画はレクリーションも含めて大きく4つ。みっちゃんの結婚祝賀会、クイズ方式のレクリエーション、落語劇、壮行会が行われました。  

■開催日:2006.10.7(土)〜10.9(月)
■参加者:男性8名、女性8名、合計16名
■1日目から参加メンバー  manちゃん・sadaさん・sinoゃん・yasshiさん・daiちゃん・yozaちゃん・takuちゃん・hayaちゃん・sonoちゃん・miちゃん・fukuちゃん・komaちゃん・chikaちゃん
■2日目から参加メンバー  misuchiruさん・muraちゃん・hitomiちゃん 合流

■ 目 次
合宿スケジュール
第1日目  /     第2日目 -1  /     第2日目 -2  /    第2日目 -3  /     第3日目
結婚祝賀会  /   クイズ  /   三方一両損  /   壮行会  /   異種格闘技  /   ロード
ひとこと  /     替え歌  /     感想  /     総括



【1日目 <10月7日(土)>】

15:00       橋本駅集合(車組)
16:30       「宿りいやしの湯」到着
17:00〜18:30 入浴
18:30〜19:30 夕食(テンプラ定食)
19:30〜20:50 自己紹介(司会担当:チカさん)
20:50〜21:30 学習会@:担当みっちゃん
             ●結婚体験記
            ●学習会
             テーマ「恋愛における感情の法則」「恋愛観とは何か」
             (オブザーバー:チカさん)
21:30〜22:00 みっちゃん結婚祝賀会
           (担当:daiちゃん、sadaちゃん)
22:00〜?

【2日目 <10月8日(日)>】


08:00〜09:00 朝食(ロールパン)
09:00〜10:00 入浴
10:20〜12:00 学習会A:担当takuちゃん
             ●克服体験記
            ●学習会
             テーマ:「森田療法への道」
           (オブザーバー:hayaさん)
12:00〜13:00 昼食(ヤキソバ)
13:00〜14:00 休憩
14:00〜15:10 学習会B:担当fukuちゃん
            ●克服体験記
            ●学習会
              テーマ:「平等観と差別観」
           (オブザーバー:manちゃん)
15:10〜15:30 休憩
15:30〜17:00 学習会C:担当yasshiさん
             ●克服体験記
            ●学習会
             テーマ「愉快に勉強が出來ない 」 」
           (オブザーバー:sonoさん)
17:00〜19:00 入浴
19:00〜21:00 夕食(ぼたん鍋・うどんすき)
21:00〜?     ●『泡盛解禁』
            ●『クイズ』
            (担当:yashiiさん、ミスチルさん)
             ●『三方一両損』
            (出演:sinoさん、sonoさん、muraちゃん、daiちゃん、sadaちゃん)
            ●『異種格闘技戦』
             (yozaぼん・daiちゃん・takuちゃん・sadaちゃん・yasshiさん・・・)


【3日目 <10月9日(月)>】


08:30〜09:00 朝食(ロールパン)
09:00〜10:30 入浴
10:30〜11:00 学習会D:担当ヨザ君
            ●学習会
             テーマ「與論!!」
           (オブザーバー:daiちゃん)
11:00〜11:30 壮行会
             <yozaぼんボリビアに行ってらっしゃい会>
           (担当:daiちゃん、sadaちゃん、yozaぼん)    
11:30〜12:00 掃除
             (ロード組、先発)
12:00       解散・「宿りいやしの湯」出発

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まず私の症状は吃音と対人なので、正直人前で話す、という事に対して不安が強かった。でも症状は欲望の裏返し、という言葉どおり自分の事を表現して、それを人に理解してほしい、認めてほしい、という気持ちも恐らく非常に強いと思うので講師のお話がきた時は有り難いな〜という気持ちも湧いてきた。
新婚という通常ではない日常の中で、満足した教材が出来なかったが、講師になった事で、森田先生ととことん向き合い、自分自身が体得した森田を振り返る機会を持つ事ができた事が良かった。体験談を発表した後、さださんが「15分」と述べた。吃音の私が15分もなんとか無事に話せた、という事実が嬉しかった。それからだいちゃんと、さださんがお祝いにギタ-を演奏してくれた事、皆さんがおめでとう、といってくれる事が普通に嬉しかった。
役目を果たせたのは、自分だけではなく、みんなの支えがあったからだと思うし、講師をするという事は、何よりその人自身にとって1番勉強になる事だと思う。森田先生が、親にも人にも頼る事ができないのは、人をも神をも信じていないからだ、と書かれていたように思いますが、私はここが苦手で、人に頼ったり相談したり、むろん祝ってもらう時もお返しの事ばかり考えて、なかなか素直に好意を受け取れない。そういった人間関係の作り方を、これからの課題として、もっと勉強していきたいと思う。(みっちゃん)

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僕は二日目に学習会の講師をさせてもらえるという貴重な経験をさせてもらいました。 しかし和歌山合宿の僕はとても怠け心があり今思うと後悔するばかりです。いい加減に調べてしまい、自分が嫌になってしまいました。 そして森田療法は言い換えれば努力療法でもありまわりのサポートがあっても自分が何もしなければ絶対に克服できないと反省させられました。 けれど誰にもいえなかった高校時代の辛い経験を皆の前でいうことができて少し気持ちが楽になったように思います。学習会の内容はhayaさんや周りの人がサポートしてくれ司会の僕は取り残されている感じでした。
その中でですが僕が一番印象に残った所は余のいう処は、『たゞ野口英世や二宮尊徳が、其貧乏に生まれたことが、却て彼等の誇りとなり、である。若し野口が、貧乏でなかったならば・あれだけの努力心は育たなかったらうし、親鸞の、罪悪恐怖がなかったならば、あの安心立命の境地を悟る機会はなかったであらう。』というところで僕らも神経症になったおかげで努力ができるようになったし人格の高い人間になる機会を与えられたと思うのです。 僕もまだとらわれの最中ですがいつかこういう境地になれる日が来ることを信じたいと思いました!そして皆さん貴重な体験をありがとうございました。(takuちゃん)


私たちが症状だと思い込んでたことは異常なことではないし病気ではなく正常です。やること、やりたいことはいっぱいあるのに症状のせいにしていろんなことを放棄していました。やりたいことやまわりに向かってエネルギ−をつかいましょう。
悩み苦しんでいたときはレンズの使い方を誤っていただけです。気になることを気にならないようにしようと感覚をにぶくするのではなくどんどん磨いていきまょう。
講師はtakuちゃんが担当してくれました。takuちゃんは高校の時の同級生とのいざこざから始まったつらい思いを話してくれました。でもその当時を振り返ってあのころのつらい思いがあるから人の痛みも感じることができるようになった、つらい経験も感謝できると語っていました。
今回の合宿、和歌山までのロードの往復やyozaポンやみんなとの関わりのなかでtakuちゃんの中でも何かはじけましたね!(hayaちゃん)
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今回は、自分の未熟さが表面に出てしまうことになってしまいました。多分、自分でもわかっていることであったことでもあると思うのですが、自覚することが無かったように思えます。
私は、今まで人がやってくれると思いいきてきたので、自分自身のことを正面向かって考えることをしなかったように思えて仕方がないです。自分で、勝手に○○なんだと勝手に考えて、思い込み自分の世界に閉じこもっていくことを繰り返して生きてきました。
この癖がまだ抜け切れませんが、最近になるとフッと我に返ったときに、自分でパニックになって、愚痴をこぼしてばかりいる自分に情けなくなる時があります。症状のせいにして、結局は自分に甘えていたことに思い知らされるようになってしまいました。自分で努力を足らないのだなと思いました。
妄想癖もまだ抜け切れないけど、行動することで難を逃れるように徐々になってきています。
人間関係と仕事とどちらが大事か?の問に私は、人間関係と答えましたが、実は人間関係が大事だと思っていました。
最近になってからは、仕事が出来ることが大事だと気づかされることがありました。きちんと、報告、連絡、相談が出来ることがいいのだと感じました。その上に信頼関係が気付きあげるのだなと思いました。自分は、他人の目を気にして行動できなかった。
妄想ばかりして、みんなから置いていってしまっている危機感がありながらもなかなか手をつけられない自分もいますが、まずは自分のことを考える機会を与えていただき有難うございました。(fukuちゃん)

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テーマは「愉快に勉強が出来ない」だったのですが、内容的にかなり脱線してしまいました。ただ、仕事での問題を症状のせいにして、本質的な解決から逃げていたところがあったことに気付くことが出来たと思います。
 正直、合宿に入る前も、仕事のことで悩んでいたところもあり、その為か、合宿前半では「自分だけが治ってない感」がかなりありました。 それも、2日目、3日目と過ごしていくうちに、しんどいのはみんな同じということが少しずつ分かっていくにつれて合宿も楽しく感じられるようになりました。
合宿が明けて気付けたことは、劣等感、差別感を持ちたくない、持ちたくないとかなり無理してたな〜ということです。だいちゃんが「差別感を持つことに差別感を持っている。」とアドバイスしてもらった言葉で気付けた様な気がします。そのエネルギーをこれからの自分の向上に向けていけたらと思います。(yassshiさん)

yasshiさん、単元大変お疲れ様でした。ありがとうございました。私も合宿前モヤモヤしてたので、参加させて頂いてとても良かったです。『しんどいのはみんな同じということが少しずつ分かっていくにつれて合宿も楽しく感じられるようになりました。』 yasshiさんの気付き素晴らしいと思います。 頑張ってください。
こんなことで悩んでるのは自分だけ。自分だけが特別に苦しい。→皆も同じように感じてる。しんどいのはみんな同じ。苦は苦。と思えるようになって段々と良くなっていったように思います。
今回、takuちゃんもyasshiさんも不良グループと一緒になりたくない一心で勉強頑張って進学されて、その時のエネルギーって凄いなと感じました今まで症状にばかり向いてたエネルギーを、自分の向上の為に向けていけたら素晴らしいことですね!(sonoちゃん)
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学習会の大トリをつとめるのが、yoza朝陽。
彼は、胴着に身を包み、そして自ら作成したスケッチブックで、今後の抱負と「與論」について語った。その理論とは・・・。

まず初めに、理論のベースである「yoza朝陽」について語った。その中で彼は、名前一文字・一文字に隠された秘密を語った。「與」と言う字は4本の手で二人互いに助け合って成り立つ、そういう意味がある。言い換えれば、皆の意見を素直に取り入れるということ。それが與論=世論=森田だと彼は言う。
そして次に「プラス思考とマイナス思考」について語る。メンタルヘルス岡本記念財団の岡本理事長にお会いし、彼は大切な事を感じ取った。それを彼はグラフを使い説明する。それが「namiグラフ」だ。

縦軸に"テンション"をとり、時間に対する変化を表した放物線上のグラフだ。彼は感情を浮き沈みのある変化するものと捉えた。一般にはプラス・マイナス「思考」だが、それは「指向」だと言う。それは即、ある方向に差し向けるという意があるという。思い巡らす「思考」ではなく、良い方に自ら進んで自主的に差し向ける「指向」であると彼は分析する。彼の「気合」も「プラス指向」に値するものなのだ。
森田理論は與論のベースで、全ての理論の中で頂点は與論だと彼は言う。

気合は性格を変えちゃうさ〜〜〜

ついに彼は「気合療法」で克服の時を迎えた。

そして克服の時を迎えた時、心に余裕が生まれる。
その時yozaは必死で考えた。「生きる」とは一体・・・。
ファイナルアンサー、それは自己満足なのだと。
しかしyozaは、更に「自己満足」を極めようとする。
"人生の課題とは何か"それは"己を知る"こと。

それを見つけるために、そして更に與論を進化させる為に、彼は旅立った。悔いを残さないためにも・・・。
そして最後に、"乾杯"(ジャンボふぇりーず)を皆で大合唱。
「絶対、一人前になって帰ってきます」そう言い残して、彼は元気に旅立ちました。

彼は一冊も森田の本を読まなかったそうだ。しかし、彼は大切な部分をキッチリ抑えていたと思う。
アニキ、病気じゃないですもんね!って、いつもそう言っていました。
やっぱ最後は気合ッスよ!

(´∀`*)ノ  yozaポーン  ( ´Д`)ノ~ 
 (´∀`*)ノ  yozaポーン  ( ´Д`)ノ~ 
  (´∀`*)ノ  yozaポーン  ( ´Д`)ノ~ 

絶対元気で帰ってこいよ〜!!!気合じゃー!!!(daiちゃん)

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自分の体験談を発表した−以下、本文。
過去…感情重視の恋愛。冷静に相手の人柄を見極めたり、一緒に生活をしていけるかどうかを考えるより、とにかく好きだから一緒にいたい、という感情重視の恋愛。実生活も感情重視で症状に振り回されて、行動が伴わない事が多い。
森田を勉強していく中で、
@病気ではないのだから健康人として生活していく。
A症状に捕われてもいいから、とにかくやるべき事をやる。
B掲示板という365日、森田先生の教えに触れる事ができる媒体に悩みを書いたり森田的な考え方に接していくうち、考え方が変わり、物事の解決能力が高まる。
C神経症を克服した先輩と接していく。
を実践していく内に、徐々に神経症的な悩みから開放されていった。そんな時、今の旦那さんと出会う。日々行動していく中で自分が病気ではないという事が体感として分かっていく。また健康だから当然結婚に踏み切っても大丈夫という自信がつく。また感情も大事にしながら、それに流されず、ずっと一緒に生活していけそう、という視点で今のパ-トナ-を選ぶ事ができた。また森田先生の著書『恋愛の心理』を読み、
@生活力があるかどうかなど相手の実際的な面を重視。
A感情は流れて変化するものであり、恋愛の激情を崇拝せず、それに突っ走らない。
Bでも全く恋愛感情を無視するのではなく、一緒にいて愛おしい、信頼できるといった感情は大事にする。
といった事を学び、実体験と照らし合わせてみて、とても役に立つありがたい先生の知恵であったと今更ながら実感している。
以上(みっちゃん)

☆みっちゃん、御結婚、おめでとうございます☆
2006年9月17日に御結婚されました、みっちゃんの結婚祝賀会が合宿一日目に開催されました。
まずはジャンボふぇりーずより歌のプレゼント。
〜TO BE WITH YOU〜(Mr.BIG)、この曲は「君と一緒にいたいのは、この俺なのさ」という男性の気持ちを歌い上げた曲です。皆さん、如何でしたでしょうか。
そして、ドゥ・オポチュニティー集談会の皆さんから、プレゼントの贈呈が行なわれました。
muraちゃんや、やっちゃんを始め、メンバーの皆さんでセレクトした、空気入れやグローブなどのロードグッズがプレゼントされました。
みっちゃんにも、とても喜んで頂けましたね。本当に良かったです。
思えば、今年のお正月の目標に「結婚したい」と仰っていたみっちゃんでしたが、見事、その夢を掴み取られました。本当におめでとうございます。
―今年はみっちゃんにとって何か素晴らしい出来事が起きそうです。でも、これから遭遇するチャンスを症状のせいにして逃げ出さないことです。森田先生が言われるように「絶対、ハイ!」の姿勢が大切です。そうすれば必ず幸運が舞い降りてくることでしょう―
みっちゃんはmanちゃんから頂いたこの言葉を、手帳に書いてとても大切にされたそうです。

みっちゃん、末永くお幸せにねっ☆(daiちゃん)
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十月七日朝、俳人蕪村の故郷、毛馬を望む淀川べりの黄門様[manちゃん]屋敷に集まったのは、助さん [yozaポン]格さん[takuちゃん]疾風のお絹[sonoちゃん]風車の弥七[小生]。時折雨混じりの風が吹き付ける中、午前10時半、五人は橋本へ、いざ出立。[以下すべて役名、多少のフィクション許されよ]
 大川べり、はや色づく桜葉のトンネルを抜け、玉造から鶴橋の茶屋[コンビニ]で一服、黄門様を先頭に、一行は東へ、さては御老公、暗峠を越えられるかと弥七やきもき。「青信号が続いて、気持ちよくなってのう」いきあたりばったりがお好きなようで。ようやく南に折れ、布施駅をかすめつつ向かうは大和川。ところが川辺に出る道が見つからず、狭い奈良街道[国道25号]をトラックに煽られ、歩道に入れば中学生が数人、ロードが珍しいのかチャリンコで追っ掛け、「君ら、和歌山までついてくるか?」の一喝でようやく退散。柏原で大和川の支流、石川べりの自転車道へ。  小雨ばらつくも追い風の中、河川敷の自転車道を軽快な走り、淀川と違ってバイク止めのゲートがほとんど無いのがうれしい。何台も行き交うロード愛好者、軽く交わす挨拶、お絹姐御「ちょいと小腹が空いたよ」と橋の上で止まり、早くもケーキをぱくつくが、由美かおるを思わせるスリムな体形。自転車は手軽に楽しめて心身を爽やかにする「えあろびくす[有酸素運動]」なのです。自転車がもっと広まれば、「だいえっと」「かうんせりんぐ」などという稼業は商売あがったり。
二上山やPLの塔を遠くに望みつつ、一行は河内長野へ。  河内長野に着いたのはちょうどお昼、駅ビル二階のラーメン屋で昼食。実は黄門様は大変な食通で、中国から料理人を呼び、初めてラーメンを食べた日本人です。これ歴史上ホントあるね。ここでもしっかりデザート付きのセットを注文するお絹姐御、折しも長野の秋祭、二階の窓から勇壮なだんじり回しを見物。店を出たところで最近よくみかける神経症治療のポスター発見、神経質は病気ではない、こんなものに負けてはならぬと闘志を新たにする一同であった。ここまでは順調な旅、ここから思わぬ難関が待ち受けていたのだった。
 昼過ぎ河内長野を出て紀見峠に向かう辺りから、雲行きが怪しい。小雨混じりの強風に、カッパを着ようと小休止、小屋に立て掛けたお絹姐さんの愛車ゼロ号が、風に煽られバターンと倒れる。いいマシンほど軽いので要注意。幸い雨も小止みになり走り出したが、ゼロ号の様子がおかしい。さっきの転倒で変速機が故障、ご老公がチェーンを引っ張り一番軽いギヤに入れる。登りに入り、抜群のスタミナを誇る助さんが苦しがる。一万キロを超えるマシンの酷使で、これも変速機がイカレている。峠が見えた辺りで、今度はご老公のマシンから「パキン」と不気味な音が‥ あろうことか後輪のスポーク[半径部分の金具]が一本折れ、タイヤが横1センチ程ブレ出した。三方一両損の故障、これで紀見峠を越えられるのか?
 五台中三台が故障を抱え、紀見峠に向かい我慢の走り、トンネルの手前で旧道に入る。「坂は登りで休み、下りで駆けよ」と黄門様、かなり急坂だがゆっくり登ればさほど苦しくない。だが軽いギヤに落とせない助さんは顎が上がりだす。ここで頭角を現したのがロードを始めて間もない格さん、ズック靴でぐいぐい漕いで行く。一日50キロの通学、ダテではない。更に脇道に入り峠の頂上で、ご老公「弥七、大先輩が待っておられるぞ」「ええっ、どなたですか?」  紀見峠の頂上に記念碑、童謡「峠の我が家」を思わせる民家は、世界的数学者で文化勲章を受けた岡潔先生の生家。晩年は教育に深い関心を寄せられ、水谷先生主宰の頃「生活の発見」にも寄稿されたのでは?幼い日、毎日ふもとの小学校まで通われたか、七歳の娘もしっかり鍛えねばと思う弥七であった。
黄門様の後輪も小康を保ち、坂を慎重に下り橋本市街へ、弥七が叫ぶ「自転車屋がありますよ!」  橋本で見つけた自転車屋は、ママチャリが数台並ぶのみ、ここでロードが直るのか?駄目でもともと、黄門様店に入り揉み手しながら「手前は越後のチリメン問屋の隠居、旅先で難渋致し‥」言うわけないだろ!「スポーク?済まんけど部品ないなあ。変速機はやってみるか」助さんのは走り過ぎで処置ナシ、ゼロ号を天井からぶら下げドライバーでコチョコチョ、「とりあえず走れるけど、精巧な物やから、いじり過ぎると怖い。買うたとこでキッチリ見てもうてや、五百円」どの土地でも自転車屋さんは親切です。ホッとするお絹姐さんに、「覚悟はよいか!今度の坂は、さっきの比ではないぞ」と黄門様‥  橋本から宿に向かう最後の峠、15度から20度はあろうかという勾配が延々と続く。「助さんがそんなにもがくのは初めて見たの、ハァッハッハァッ」ご老公高笑い、「この方が早う御座る」と下りて押し始める助さん、ぐんぐん登る格さん、姐御もゆっくり着実に登って行く。ここで弥七がガス欠、「ご隠居ーっ、待って下さいよぉ」「ハァッハッ、下りたら終いじゃ、頑張れ」「ああ、腹へったよ‥河内長野でお絹さんと一緒にデザート食べときゃよかった」ここでキャラが「風車の弥七」から「うっかり八兵衛」に転落、助さんと並んでマシンをトボトボ押す小生であった。  「ご隠居ーっ、置いてくなんてひどいよぉ」「あんたたち、何やってんだーい」「お絹偉い、登り切ったのう」何百メートルの高低差か見当もつかない。「後は下るのみ、もはやケータイも通じぬ秘境じゃ」愛妻小百合の顔を思い出し、何故かホッとする八兵衛、急坂を一気に駆け降り、丹生川の清流沿いに走り、「いやし宿りの湯」に到着!「お絹さん、晩ご飯はおいしいものいっぱい、食べたいですね」「八兵衛、あんたはイヤシイの宿だね、あたしは早く湯に入ってさっぱりしたいよ」「温泉ですか、ウフッ」「何考えてんだい、テレビじゃないよ、見ちゃ駄目!」バシッ「イテェー」ひっくり返る八兵衛を尻目に、温泉へ急ぐお絹姐さんであった。 前回の後半は創作です。お前の本音やろと言われそうですが。
さて合宿二日目の余興は落語「三方一両損」をベースにした芝居、大工八五郎を演じる八兵衛は大の落語好き、「学生時代も落語ばっかり、単位にヤマほどオチがついて留年でヤンス」ホンマかいな?「落語家ってのはね、上手な嘘つきですよ」と急に真顔になる八兵衛‥ 「今夜の芝居も江戸っ子の意地っ張りがテーマだけど、三両の金を譲り合い、お奉行様に訴えるなんて、ある訳ない。それをどうやって本当らしく見せるかが芸、客を催眠にかけて、オチで嘘でしたよと解いてあげる。それと落語には変な人がいっぱい出てくる、あたしみたいな食いしん坊、呑み助、助平、けちん坊、見えっ張り、頑固者、気障な知ったかぶり‥そいつらを一刀両断じゃなく、膨らませて笑わせて、客が「俺にもあんなところあるな」と思ってくれたら芸人冥利、事実唯真の観察力、自己内省、プラス愛情、森田先生が落語好きだったのもうなずけるでげす」と熱弁、その夜も宴たけなわ、いよいよ「三方一両損」の始まり・・・。
芝居が始まる段になって困ったことが‥食いしん坊だが下戸の八兵衛、助さん持参の泡盛をコップ一杯飲んで、すっかり出来上がってしまった。皆は酔っ払いの演技と大笑いだが「やばい!足に来てる、芝居にならない」窮地を救ったのが左官金太役、お絹姐御、喧嘩の場面で「アンパーンチ」今度は本当に八兵衛を張り倒し、ようやくシラフに戻した。むらちゃんのゆったりした大岡越前、ややオーバーなだいちゃんの大家さん、サダさんのトボケた歌とナレーションで拍手喝采の内に幕となった。芝居の中味は、森田全集五巻、29回形外会記録のままです。さて翌朝、前夜の酒が残る五人、来た道を無事に大阪まで帰れるのか?  
 「ご隠居、スポークは大丈夫ですか?」「橋本までは何とかなるじゃろう。後はマシンを畳んで、だいちゃんの車にでも乗せて貰うか。八兵衛、お前こそ大丈夫じゃろうの」「ハイ、今日はしっかりご飯食べました。でもご隠居、帰りは何か、おいしいものを‥」「アホッ、日のあるうちに帰れんぞ」昼前に宿を出発、先ずは最初の峠、今日は皆元気、着実に登り切って下りへ‥。凄まじいダウンヒルとヘアピンカーブの連続、ブレーキかけ続けるうちに腕が痺れる、怖い!ようやく坂の終わり、数分だったと思うが長かった‥黄門様が「八兵衛、お絹はどうした」「ええっ」そういえば姿が見えない。 「お絹さぁーん」空しく響く八兵衛の呼び声、「女性は握力が弱い。後ろでサポートするのが、年かさのお前の役目ではないか。この下りでブレーキをかけ損ねたら、うっかりでは済まんぞ、このタワケ者!」小さくなる八兵衛、その時「ごめんねー遅くなって」と姐御の声、助さんのサポートでゆっくりと舞い降りる姿は優美な鶴‥橋本のスーパーで鮎の塩焼きを振る舞うご老公、「うまいっ」しょげていた八兵衛も元気を取り戻す。ようやくケータイの圏内、だいちゃんに連絡したがマイカー組は連休の渋滞真っ只中。「ようし、大阪までいくぞ!スポーク折れても心で走るのじゃ」意気軒昂の黄門様。 最後の紀見峠、遅れるマシンはなく悠々と登って行く。経験の浅い格さん、お絹姐さんもこの旅で自信をつけた。来週新天地ボリビアに向かう助さんはお別れロード、頂上から紀州の山々を望み記念撮影。河内長野に向かう国道は狭い二車線、連休の終わりで車が多い。無理な追い越し、幅寄せする車がないか、最後尾で目を光らせる八兵衛、ご老公の叱咤が効いたか。河内長野で一服しようとコンビニを探したが何故か見つからず、市街を過ぎ石川の近くに謎のカフェーが・・・。 石川のほとりで喫茶店を発見したが人影はない。様子を見ようと隣の空き地にマシンを置くと「そこは駐車場や、もうすぐ帰ってきやはるで。」という声が店の中から、人の良さそうな老夫婦。「前に止めてええで」という言葉に甘えて五台のマシンを並べ、店内へ‥カウンターの後ろにアンリ・ルソー風の熱帯を描いた大きな油絵、こんな所にしては小粋なカフェーだが、何となくくすんだ雰囲気。みんな飲み物を注文するなかで、助さんはオムライスをオーダー、やがて運ばれてきたが、掛かっていたのは不気味な黒い汁・・・。 正体不明のソースにギョッとした助さん、オムライスを恐々口に運んで顔をしかめ、格さんに「ちょっと食べてみて」格さんも一口食べて「??」の表情、店の奥さんが「どないしたん?それ、デミグラスソースで、割と評判ええんやけど‥」「何だおめえら」としゃしゃり出たのは、何でも一度は食ってみないと気の済まない八兵衛、口に含み、なんだこの苦味?野菜の炒め過ぎか、この店のくすんだ雰囲気の訳がわかった。だが旅の終わりにケチは付けたくない。得体の知れぬロード軍団を入れてくれたんだし‥「うめえ!大人の味だぜ、おめえらケチャップソースしか知らねえか?学食でろくな物食ってねえな、おいしかったよ、ごちそうさん」さすが小百合の手料理で修業を積んだ八兵衛、綺麗に平らげニコニコしながら腹を押さえていた。 河内長野から河川敷の自転車道を快走する五人、お絹姐さんが楽々と走る。半年前の花見ロードでバテバテになったのが嘘のよう。黄門様の後輪故障が怪我の功名、ゆったりしたペースなら女性は強い。八兵衛の腹も大丈夫、苦汁オムライスで平気なのは毎朝のトレーニングの賜物。夕暮れ散歩の人達とすれ違いながら実に気持ちよい走り、やがて石川は大和川に合流、自転車道の出口で小休止。西に夕焼けの大阪湾、東に二上山と生駒の山々。「この景色を見てもらいたかったのじゃ」とご老公、その時姐御が空の一点を指差し「あれは何?」 大和川の土手でお絹姐さんが見つけた、空中の怪しい光!隕石か、UFOか?夕焼けが雲の一点に反射して、見たこともないような不思議な輝きを放っている。助さんのボリビアへの旅立ちを祝うかのようだ。往復四十里[160キロ]の旅も終わる。黄門様「みんな、久々に大来軒のマーボーラーメンはどうじゃ」三人の歓声、ひとり八兵衛、小百合とわがまま娘の顔を思い浮かべ、「食いたいけどなあ」「皆でインチキ療法に負けないで、森田先生の本当の教えを広めるのじゃ。楽しい旅じゃったのう、ハアッハッハァーッ」ご老公高笑い。夕焼けに向かって走る五人、流れるのはあのテーマ曲人生楽ありゃ苦もあるさ、涙の後には虹も出る、走って行くんだしっかりと、自分のペダルを踏みしめて提供はだいちゃんの、ナショナル・・・自転車でした。(sinoちゃん)

  「三方一両損」に参加して  滑稽劇「三方一両損」は、森田先生の時代に、患者さんたちが実際に演じたものだそうです。役者は五人で、配役は、いつの間にか決まっていました。sinoさん(大工・吉五郎)、sonoさん(左官・金太)のやり取りが大半で、家主のdaiちゃん、sadaさんのナレーションも面白かったです。江戸弁を話さなくていい私(大岡越前)は、ラッキーと内心思いました。  落語にとても詳しいsinoさんをお手本に、そのべらんめえ口調や、音の出る程の演技、その迫力におされて、皆さん頑張るしかありませんでした。練習は、何度か集まって、読み合わせをしただけだったので、本番ではどうなるんだろうと不安でした・・  合宿、最後の晩。楽しいレクレーション、ギターと涙の合唱や、泡盛にコンビーフも食べた後で、ビデオを観ないと思い出せない気もします。本番では、さっきまですごく酔ってたのにいつも以上のsinoさん、それに続くsonoさんから「私もうムリ・・」の言葉、daiちゃんは出番が来るまで、床で滑る練習をしてたような・・  ・・・笑い声も聞こえてきて、大成功でしたね。皆さんの演技力すばらしいです。あと私はじつは草津節を知らなかったんです・・。  和歌山合宿、参加させて頂けてよかったです。皆さん、ありがとうございました。(muraちゃん)


気がついたら落語をする事や配役も勝手に決まっていて、最初台本を見た時、べらんめえ口調に、私には無理!やりたくない!と正直思ってました(苦笑)。でも「かみなり亭」やプレ合宿で読み合わせをする内に段々と楽しくなっていきました。 本番は泡盛のおかげか?無我夢中であまり良く覚えていません。daiちゃんは滑る練習をしていたんですね〜全然気付きませんでした。その頃、sinoさんの迫真の演技に、この後入っていくの嫌やな〜と思ってました。sinoさん、アンパンチで本当にぶってごめんなさい・・・。 皆さんの演技は素晴らしく、内心ちゃんと練習しとけば良かったなぁと悔やみながらセリフを言ってました。 今回もとても貴重な体験をさせて頂きました。プレ合宿の行きしなにdaiちゃんも仰ってましたが、普段生活してる中では落語をする機会なんてめったにないので、今回参加させて頂いてとても有難いです。ロードもそうですが、発見会に、manちゃん達に出会って、いろいろな事を体験させて頂いて本当に嬉しく思っております。皆さん、ありがとうございました。 (sonoちゃん)

とても良い経験をさせて頂きました。 配役を与えてくださった皆様に感謝します。 私自身、落語を演じるのは初めてでしたが、皆で楽しく演じる事が出来て本当に良かったです。森田先生は本当に凄いなあと思いました。私と同じ様に、きっと水谷先生も森田先生の前で一生懸命演じたのでしょうね。皆さんの演技、とても素晴らしかったです。 本当に、ありがとうございました。めっちゃ楽しかった!!!(daiちゃん)

     和歌山合宿の最後の企画を飾ったのが「yoza君の壮行会」。ちなみに彼は、この10日後にボリビアに旅立ちました。 壮行会ではこのために用意された替え歌、「yaya~あのyozaを忘れない~」を参加者全員で熱唱しました。yoza君の頬を伝う涙に誰もが涙を流し、「森田家族」の素晴らしさを確認し、別れを惜しみました。 チーフとして、yoza君なくしてこの和歌山合宿の成功はなかったと、今あらためて振り返って実感しています。 3日間泣きっぱなしだったyoza君。 yoza君はいつも輝いていて、いつも笑っていて、いつも可愛がられ、いつもバカやっていました。 彼に出会えてことに本当に感謝しています。 しばらく彼に会えないのは寂しいですが、再会した時に「せんぱ〜いっ!!相変わらずボケまくりですねぇ〜」と言って貰えるように、小ネタ作りに励みたいと思います(笑)(sadaちゃん)

yoza君、元気で帰って恋よ!!! 彼はとても素直で、仲間を大切にする優しい男です。一年間という期間ですが、「森田家族と逢えない」その寂しさが、あの涙だったのだと思います。そして、あの場にいる皆が、森田家族の素晴らしさと「yoza君に逢えない」寂しさに心から涙したのではないでしょうか。貯金箱と色紙も大切にしますと受け取ってくれましたね。皆さんが撮った写真もボリビアに持って行きました。 彼は、食事しながら私に「もう帰ってこないかもしれませんっっ!」と冗談混じりで訴えます。暫く逢えないのは残念ですが、私が結婚したら、何としてでも帰国し、祝福の歌を歌ってれるそうです(嬉) 次に逢う時は、お互いにもっとBigになっていような。(daiちゃん)

yozaポンに笑われないように、私達も力を合わせて、もっと立派なドゥ・オポチュニティーにしていきましょう。 彼のドゥ・オポチュニティーの中での役割は実にユニークでありました。みんなの優しさを心から愛した彼の行動はいつも我々に新しい感動を起こさせました。 やがて帰国する暁には、更なる進化を遂げて彼を温かく迎えてやりましょう。 (manちゃん)

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  10月8日の夜にyozaさん、daiさん、サダさんと僕で異種格闘技戦が行われました。空手ド素人の僕が空手チャンピオンのyozaさんと戦わされました。どうしていいかわからず二人とも戸惑っていましたが空手はできないので柔道も交え総合格闘技になりました。柔道も中学と高校の授業でやったぐらいですが・・・。そしてyoza先輩が持ってきてくれた泡盛でかなり酔いが回っていたのであの時は皆べろんべろんでした。そして何が起こっているかあまりわからなかった状態で誰が言ったのか覚えていないのですが僕にアフロのカツラとカトちゃんが芸の時につけている眼鏡をつけろと言われそれで戦いました。あの時はお酒の勢いで恥ずかしさはなかったですが写真でみるとかなり赤面しました。そしてyozaさんと組合い見事に投げられました。僕も投げようとするのですがyozaさんのパワーがすごいので何もできませんでした。それでもyozaさんがわざと技にかかってくれて地面に叩きつけてしまいました。そういうやさしさもかなり尊敬できました。 そして第二戦はyozaさんとdaiさんでした。二人とも体格がものすごくいいので格闘家が戦っているのかと思わされました。daiさんのカツラをかぶった写真も愉快でおもしろかったです。 第三戦はサダさんとyozaさんでした。サダさんは酔拳を使いとても強そうでした。あの時はさすがにyozaさんも『やられる!』いう危機感を持ったように見えました。 そんな感じでyozaさんの圧勝で幕を閉じました。そして最後に皆で突きの練習をして異種格闘技戦が終わりました。申し訳ないのですがかなりお酒が入っていたので細かいところは覚えていないのですがとても楽しいものになりました。ありがとうございました。(takuちゃん)




・絆が強くなった。仲が良くなった
・愛の説教部屋の影響が大きい
・輪ができて、とても楽しかった
・yozaちゃんが凄く印象的でした
・今を大切に、それが解った
・症状を治そうとしてなかった
・時間にとらわれてない
・目的があれば、絶対逃げない
・一生懸命の時は、症状など関係なくなる
・思い起こせば、全部、間違いなく乗り越えてきた
・出来ないんじゃなくてやらないんだ
・壁をどうやって乗り越えられるか、それが合宿の醍醐味
・一生懸命の時は、症状とお付き合いするひまがない
・自分で壁をつくっている、それをどうやって崩すか
・いま、こうやって話していることがやりかた
・言葉遊びになってしまう
・合宿はチャンス。神経になるのもきっかけ、治るのもきっかけ
・神経質はバランスがとれている。神経質がおもりになる
・弾けたくとも、弾けられない神経質はありがたい。いつもブレーキがかかっている
・森田療法を勉強している神経質者は少ない
・構えていた自分、もっと素直になってもいいんだ
・その場の空気に乗る、その方が楽だろう
・事実ほど、楽なものはない。痛いで終わり
・元気になった、その後で解る、勉強というけれど、本当は米の炊き方、それが事実なんだ
・今君たちが生きている、その事実と一致しているかどうか
・恐怖に戦いているから、時間が長く感じられる。なかなかそれが解らない
・つきつめれば、事実と握手している
・なんで、合宿は短かったの?=事実と握手しているから事実と乖離するからしんどい
・森田=勉強してよくなるのではない、今何が起こっているか、今、今を大切にする
・今君たちが生きている、その事実と一致しているかどうか
・恐怖に戦いているから、時間が長く感じられる。なかなかそれが解らない
・つきつめれば、事実と握手している
・皆と離れていなかったかどうか
・レクが印象的だった
・今回、sadaさんが大変だったと思う。本当にありがとうございました
・ロード組の皆様、本当にお疲れ様でした
・自分を見つめ直す、良いきっかけ
・人間関係と仕事を比べれば、、人間関係、それが大切だと思って生きていた。実はそうでなかった
・夢から目がさめた、日常生活を送れるようになった
・今回の合宿、自分を見つめ直す、良い機会になった
・心配=心を配る
・嫌だけど、自分はとても恵まれている
・みなが楽しかったそう思ってくれたらよい
・学習をもっと突っ込めればよかった
・なんやったんや、それが僕の狙い
・凝り固めたくなかった。みんなを喜ばしたかった
・後何時間で帰れる、時計を見てばっかりだったけど、今回は違った、とても楽しかった
・本当の恐怖でない、本当の恐怖は、銃を突きつけられた時。生きるか死ぬかのとき
・恐いけど、行きたい気持ちを大切にした
・普通に生きても良いんですよね?

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【番外編<替え歌@>】
yaya 〜あのyozaを忘れない〜
作詞:sadaちゃん 編曲:daiちゃん 歌:ジャンボフェリーズ

『胸に残る  愛しいヨザくん
ボケ合っていた なつかしいとき oh oh
秋がヨザくん  せつなくすれば
ひとり身の卒業 なみだの出発
ああ もう 和歌山合宿は   夢の 中へ
知らぬ間に遠く   yesrs  go   by
ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン
美  し   すぎるほど
ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン 
忘られぬ日々よ

互いに自転車 走るだけで
わかりあえてた 仲良しミハークラブ oh oh
もどれるなら  woo 四国縦走〜
目に浮かぶのは  大歩危・小歩危

とびきり すてきな恋などもしたと思う
namiちゃん・naoちゃん 振り向かない〜
ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン 
もう一度だけ会えたら
ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン 
いつの日にかまた

ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン
美  し   すぎるほど
ヨザ、ヨザ、ヨザ〜  ヨザ〜ボン 
忘られぬヨロン
忘られぬヨロン
忘られぬヨロン』
yoza君の壮行会用に用意した曲です。yoza君を驚かせたい、yoza君を泣かせたい、旅立つyoza君に何か感謝の気持ちを送りたいと思い、通勤時ロードバイクに跨りながら作詞をしました。昨年の岡山合宿ではじめてyoza君と知り合い、今年の5月には森田正馬先生の生家訪問とお墓参りに、manちゃん、daiちゃんらとともに四国を高松から高知まで往復660km縦走しました。毎晩飲み明かし、ボケ合っていた日々が懐かしいです。そんな彼にdaiちゃんと一緒に送った曲です。(sadaちゃん)

【【番外編<替え歌A>】
バンザイ 〜神経質でよかった〜
作詞:sadaちゃん 編曲:daiちゃん 歌:ジャンボフェリーズ

『イェーイ  まんちゃんを好きでよかった
このまま ずっと ずっと 死ぬまでハッピー
バンザイ みんなに会えてよかった
このまま ずっと ずっと ラララモリタで〜

つまらない事で まんちゃんこまらせて
思い出す度 赤くなる
笑っちまうくらいに「とらわれ」は
ただもう過ぎてく 「あるがまま〜」
スゲェスゲェ幸せな気分の時は
帰り道で5巻を読み返す
学習ルームをうろうろしながら
思い出し笑いをかみ殺す

ダサイカッコはしたくない
年はとらないように
つくり笑なんかしたくない
それが 神経症  そばにおいでよ

イェーイ  まんちゃんを好きでよかった
このまま ずっと ずっと 死ぬまでハッピー
バンザイ みんなに会えてよかった
このまま ずっと ずっと ラララモリタで〜

「とらわれ」てみれば〜 「はからっちゃう」〜
ホント 神経質 オレの頭ん中
だからやっぱグッとくるほどの「言葉」は
心の中にモリタだけ

キザな言葉はてれくさい
カッコつけずにいこう
いつもみんなで語りた〜い
だから Baby  集談会へおいでよ
イェーイ  まんちゃんを好きでよかった
このまま ずっと ずっと 死ぬまでハッピー
バンザイ みんなに会えてよかった
このまま ずっと ずっと ラララモリタで〜

だからBaby Baby
そばに そばに そばにおいでよ
イェーイ まんちゃんを好きでよかった
このまま ずっと ずっと 死ぬまでハッピー
バンザイ みんなに会えてよかった
このまま ずっと ずっと
イェーイ  まんちゃんを好きでよかった
このまま ずっと ずっと 死ぬまでハッピー
バンザイ みんなに会えてよかった
このまま ずっと ずっと ラララモリタで〜』
まさに和歌山合宿を象徴している曲です。「神経質でよかった」「manちゃんを好きでよかった」「みんなに会えてよかった」と、合宿中みんなと熱唱しました。manちゃんへの感謝の気持ちと、合宿に参加したメンバーに「神経質でよかった」という想いが伝わったのなら、私の目論見は大成功です。実は当初は合宿の“締め”に披露する予定だったのですが、早くみんなと歌いたくて一日目からお披露目することとなりました。かなり酔っ払ってましたし、性格的に隠せません(笑)。なぁ、daiちゃん!?(sadaちゃん)

本当に素晴らしい歌をありがとうございました。sadaちゃんとdaiちゃんが演奏をしてドゥ・オポチュニティーのみんなが声高らかに歌い上げたから大成功したものです。私も長く会にいましたが、こんなにも温かい歓迎を受けたのはありません。胴上げもはじめて経験をしましたが、本当に感激しましたよ。(manちゃん)



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私は、10月8日から一日参加させていただきました。 妊娠中での参加という事で、妊娠していること自体、不安や恐怖をいつもより多く感じる生活をしてきていたので苦手な遠出となると余計足がすくんでしまいそうになりました。 けれどプレ合宿に参加させていただいたので、今回もチャンスを掴もうと決意し、大層に取り乱しもし、合宿中何度も時計を見る自分もいましたが、ちゃんと事実に身体を向けることができ、結果的にはとても勉強になり参加して良かったと思います。 感じた事は、克服者の方の感想と、悩んでいる者との感想が二つに分かれる事です。 感想を聞けば、克服したか悩んでいるかが一目散です。 克服者は、「3日があっという間でこんなに楽しくて良かったのかな?」と楽しそうに振り返っていました。 少し自分の事を攻めそうになりましたが、その中の一人の方が「僕も去年の合宿はひとみさんと同じで時計ばかり気になっていたよ」と話してくれました。 私は、今できたことを褒めてあげることなく「まだできてない」と自分をすぐ叱ってしまいます。 でもその方の一言で、自信がついたというか褒めてあげる所なんだ。と思えました。 私も来年の合宿では、「あっという間だった」と言える私になっていたいです。 【恐怖突入】 合宿中で一旦克服者の中に入ると自分がいかに症状にばかり目が行っている事を思い知らされ、途中症状にとらわれてしまい、怖くて怖くて仕方がなくなってパニックになって、本気で帰りたいと思い気分が悪くなってきたのですが、辺りを見回したら私以外皆さん酔っ払っていたので「今誰かに訴えたとしても、連れて帰ってもらえないなぁ」と判断し、自分で耐えるしかない状態でした。 あとから思えばあれが恐怖突入?で、今までそんな時に逃げてきたから体験していなかった恐怖というか・・・初めての体験だったんです。 怖くて仕方なく、またあんな思いするのは嫌だと思っていたのですがそんな気持ちよりも「皆みたいに早く克服したい!!」と思う気持ちの方が勝ってきた感じで、チャンスを逃さないよう心がけようと思えました。 たぶん克服してしまえば、「あれが恐怖突入だったのか?」と思うくらい小さくてちっぱけな事なんだろうと、克服者の方を観察していると思いますが、まだ怖いものを怖くしないように努力してみたり、と不可能な事を可能にしている自分がいます。 しかし、症状に対するとらわれがまだあるにしろ万代さんやドゥ・オポチュニティの皆様に出会えてから皆様の存在が強いパワーとなり、心の奥から少しずつ症状に対する頑固な気持ちがほぐれていっているのが自分でも分かり、「やってみようかな」と一歩前に向かおうとする自分がいて自分自身とても嬉しく思います。 前までは、「症状を治そうとしては一生治らない」と言われ続け、症状を治そうとはしない努力をしたのですが、勘違いというか頑張る事を忘れ、何か問題が起きたら回避するようになっていき、克服とは正反対の生活をしてきたなと感じました。 これからは、「症状は病気ではないから治そうという気持ちではなくて、治すものではない」 ということを忘れずにどんどんトライしていきたいなと思います。 (hitomiちゃん)


私は参加者のみなさんとそれまであまり面識がなかったんですけど、お誘いを受けてドキドキしながら参加させていただきました。いろんなことを感じて、いろんなことを生の体験から学べたなぁ〜と思います。すごく早いあっという間の合宿でした。楽しくて笑ったり「森田家族」っていいなぁ〜と思いました。 それには、ヨザさんという方がいて、その姿から感じるものも大きかったです。ヨザさんが元気いっぱいで楽しそうに見える裏で、実はみんなを楽しませるためにどうしたらいいかっていうのをすごく考えてたりっていうのがかいまみえて、この人はずっと内心苦しくてもそんなことは構わないというふうにそれを表にださず頑張ってきたのかなぁと感じました。それに自分の気持ちにただ素直に(みんなと交流したいとかみんなと一緒にロードで走りたいとか)そんな気持ちに素直に一生懸命行動しているっていう話を聞いてすごくあたたかさを感じました。それとおんなじに自分と同じように悩みの中でとまってしまってなかなか抜け出せないでもがいてる人の話を聞いて、すごく共感するところもありました。 それから、ヨザさんの壮行会ということだったので、他のメンバーの方がそのために歌を作ったりされてて、みんなでそれを大合唱したりして、それもあったかくっていいなぁ〜と思った出来事のひとつでした。 私も実は途中みんなの輪を感じて入れないなぁ〜と思うこともあったのですが、やっぱり気持ちに素直にというのを思ってからその場でみんなと話をしたり、笑ったり、動いたりしてると気付かないで意識しない状態でみんなの輪に入ってたりして嬉しかったりしました。それに、実はみんな輪の中で自分が一歩踏み出すのを待ってるんじゃないかって感じたりもしました。その中で、他の人がどんなことを思っているか知れる機会もあって嬉しかったです。合宿の中に生きた森田がつまってるっていうのはどういうことかちょっと実感できたことだったなかぁと思います。 それから、万代さんの言葉で心に残ったのが「神経質なところ、感じやすい(感受性が強い)ところ、心配症なところ、不安に感じやすいところをなんとかして感じにくくしよう、鈍くしようというのは努力方向が違っていて、そうではなくてそういうところはもっといかしていけばいい、もっと磨いたらいい。」というようなお言葉でした。それにはハッとさせられたところがあって、今まで自分は行動の際に感じた苦しみやドキドキをすごく強く感じて、それに我慢するのが怖くてそれに対してごまかそうとしてしまったり逃げようとしてしまったりすることが多かったんですけど、それからは自分のしたいことはして、行動に伴う感情はちゃんと感じて、受けとめて、感情から逃げないでそのままで行動できたらいいなぁと思ってます。 そうやって行動に伴う感情を逃げないで怖くても受けとめるようにすると初めて人の苦しみやしんどさに気付けて人の痛みに共感できるようになったり見えるようになった部分もあるかなと感じてます。 あとはサラッと行動ってことと。 今回お誘いいただいて参加させてもらえたことは、本当によかったなぁと思います。 いつか人生の大切な一ページのひとつとしてふりかえれる日がきたらいいなぁ〜と思います。(komaちゃん)
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とじる