『田』の句



あぜ道を遠く来過ぎて泣く子供 (智) ★★★
・そんな日もあったなぁ(久)
・見知らぬ風景に気づいた、心細い子供の孤独感がよく出ています。(晃)
・なつかしい心象がうかぶ(誠)


その昔武者も見たのかこの稲穂 (智)


人の世を黙って見ている稲穂たち (智)
・じっと見られているのかもしれませんね(愛)


あぜ道の彼方に浮かぶ都会の灯 (智)
・都会から見たのか、きっとマンションのベランダから思う景色だ(英)


  
あの人も田舎帰れば野良に出る (智) ★★
工事現場で働く出稼ぎの知人も、田舎に広い田畑を持っていました。(晃)
・本当の自分はどっち(誠)
・情景が目に浮かびます。 (直)


掻き乱されて後で整う人も田も(英) ★★★
・掻き乱されないとなかなか整っていかないのかも(愛)
・乱れた心もやがて整うという希望を持ちました(智)
・ そうだそうだ(久)


カラスともお話ししたいかかしさん(英) ★★
・ (仁)
・(愛)


からす鳴き家が恋しい田の夕べ (智)
・こういう情景実際に見たいです(愛)


  
しまッ田 繊細田な 若旦那 (雅)


  
田の蛙命の限り恋を乞う (英) ★★
・(愛)
・(仁)


田の蛙今を逃せば童貞だ (英)


田の蛙目だけじゃだめだ我を出せ(英)


たんぼ道とんぼ追いかけ時止まる (博)
・夢中で追いかけてる時ってこんなのかも(愛)


  
ふと気づく夜のカエルの大合唱 (智) ★★
・また考え事をしてたんですね(直)
・(愛)


妻は種僕は田んぼのせいにする (英)
・おもしろいと思いました(智)


役目終え崩れかけてる田の案山子 (英) ★★
・(仁)
・お疲れさまでした(愛)
 来年、又案山子が生まれるのでしょうが、作者の目線がいいですね。(晃)


良い案山子となりの田んぼ見ない振り (英)
・うまいですね。良い子はこんな感じですね。(晃)


れんげ草今年も会えた春の田で (智)
・ほのぼのしててほほえましいです(愛)


 一人立つかかしはなんでもお見通し (愛)
一年中たんぼは空を見上げてる (博) ★★
・確かにその通り(智)
・(愛)


一面のれんげ鋤かれぬ休耕田 (誠)


稲株(いなかぶ)の整列離れ株大小 (誠)


稲刈りの後の田んぼに父の顔 (久)
・(愛)


  
稲穂たれ自然の恵みに感謝する (愛)


家が建ち住むとこさがし泣くかかし(由) ★★
・最近泣いてるかかしが多いかもしれないですね(愛)
・日本はどこに行くのでしょうか(誠)


海を越えやって来たのか稲も田も (博)


 
刈り取られるために実ったわけじゃない(愛)
・この気持ち良くわかります、でも実る事、それがすばらしい(英)
 山頭火を思いうかべました。(晃)


 
幹線の歩道を渡る耕運機 (誠)


鍬入れば虫があたふた走り出す(智) ★★
・「経験者語る」 情景目に浮かぶ 虫は誰?(誠)
・土の中や、草むらって、以外といっぱい虫が住んでますよね(愛)


畦道に影を落とすや赤とんぼ (和)


畦道のつくしの思い出今どこに (由)
・そう、どこへいったやら(博)


権力に物申す我田吾作か (誠)


  
子の笑う いちたすいちは(1+1=)これなーに(誠)
・よく思いついたなあと感心しました(智)
ニタァ。(晃)


叱られて足取り重いたんぼ道 (博)
・ほめられてスキップしたいたんぼ道の日もあることでしょう(愛)


秋空に笑顔を見せるコンバイン (智)


人皆が浮き足立てば棚田荒れ (誠)
・(愛)


水田が育んできた日本国 (智)


赤とんぼとまって笑う母の肩 (由)


  
雪の下そっと春待つ真冬の田 (愛)
・ 情景が浮かびます(博)


大き田も小さき田んぼもよりそいて(久) ★★
・田んぼがよりそうというのがかわいい(智)
・光も水も台風も同じようにあって・・。作者の見方がいいですね。(晃)


沢山の 米があふれる 集談会  (雅)


段々の田んぼの畦に曼珠沙華 (久)
・学校帰りに見た風景が浮かぶ(誠)


田と聞けば味噌田楽よ田作りよ (誠)


田に帰る俺は長男想いだけ (博)
・ ご両親とやさしい長男の噛み合わない会話が聞こえてきそうです。(晃)


 
田に入り 染み出る水が 幼弱性(雅)


田のうえで 言葉少なく 糸とんぼ(晃)


田の畦に赤とんぼいてあたたかき (久)
・ トンボって、ほっとするような。あの動作がいいのでしょうか。(晃)


田の姿街にはあらず目にうかぶ (誠)
 ・(愛)


  
田の神を今なお祭る郷(さと)の親(誠) ★★★
・ ありがたいことです(久)
・(愛)
・ 郷の親を、都会で神など信じない子が思いやっている。いい。(晃)


渡り鳥 千枚田に 線をひく(晃)
・雄大な感じがしました(智)


冬空に凧上げる子ら田を駆ける (智)


  
麦わらの眼差しが見る秋の夢 (智)
・(愛)


微笑んで畦道に立つ地蔵様 (博) ★★
・ 何でもご存知、地蔵様(久)
・お地蔵さんってなんかこんな感じですよね(愛)


 
不登校シベリアの風 田にみちる (晃) ★★
・(愛)
・シベリアの風というのがかっこいい(智)


分譲地田に佇んで切なげに (智)


豊作を迎えて笑顔秋祭り (智)


無骨者汗にまみれて田が似合う(博)
・(愛)


夜の田にひとり寂しい青い月 (智)
・(愛)


幼き日水田を見て海思う (博) ★★
・(愛)
・山間部に田舎があるのですね(直)


  
藁の山ガキ大将が陣を取る (博)
・昔藁の山で遊んだ頃を思いしました(智)


     
くねくねと僕の人生田んぼ道 (明) ★★★
・一筋ではいかない人生です(久)
・いろんなことが目に浮かんできました(智)
・高速道路突っ走るような人生よりこんな人生のほうがいいと思います(愛)


 
さやさやと田んぼにそよぐ君の風 (明)


 
君の田に僕の心を植えてくれ (明) ★★
・作者の深い思いを感じました(智)
・恋愛とか片思いは辛い。(晃)


田畑を売るかと言ってみたいもの(智) ★★
・(愛)
・持たぬ者のひがみ,でも言ってみたいな。(英)


 
嫁の来ぬ言い訳できた農家なら (智) ★★
・(愛)
・私も農家に生まれたらよかった(由)
なるほどと思いますが、僕は農業もいいなぁと思います。(晃)




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