『虫』の句



静けさに大合唱の鈴虫ら(博)


一生を 恨みもせずに 虫が死ぬ(晃) ★★★
・ジンときました(智)
・はかない命でも一生懸命生きている(一)
・虫はあるがままに生きたのですね(俊)
 そうかな?(博)
 あるがままに生きる(丈)


陽光と虫の祈りに花開く(俊)
・とてもきれいな句ですね(多)


美しい 音色で鳴かす 北の風(晃)
・空気が澄んでくると音色が冴えますね(誠)


デパートで 虫と思うも BGMかな(一)


やがて来る 死に逆らわず 歌う虫(晃) ★★
・死の恐怖を恐れない(一)
・虫に学びたいです(俊)
 あるがまま(丈)
 森田的には、じだんだふんで抗うこ虫とでしょうね(博)


オフィスで 秋虫が鳴き 静寂に(一)


子を産んで 子の顔知らぬ 虫一つ(晃) ★★★
・悲しくも有りたくましい(一)
・虫は孤独に強いんですね(俊)
・いいですね。親はまだ見ぬ子の行く末を心配して(博)


無言でも 君への愛を 虫が言う(一)
 愛に言葉は不要(丈)


枝先で羽を広げて迷う虫(俊) ★★★
・虫へのまなざしがやさしい(多)
・私もよく飛びかけて迷うことがあります(久)
・どこに行きましょう(愛)


葉のハンモックてんとう虫は昼寝中(俊) ★★
・かわいい!(多)
・楽しい表現で真似したい気持ちです(博)


自己嫌悪殺虫剤を振り掛ける(俊) ★★★
・良く分かります(晃)
・なんとなく後ろめたい瞬間です(智)
・シュッと一振り・・(愛)
 面白いですね(久)


虫の音を 届けてやりたい アフガンへ (丈) ★★
・早く平和を祈ります(一)
・虫の音でアフガンに静かな夜が来ますよう(俊)


床面に響く虫の音秋深し(直)


虫の音に 励まされつつ 朝散歩 (丈)
・朝露に濡れた草から虫の応援ですね(俊)


虫さんよ 思い切り鳴け 短き命(一)
・思いっきり泣け泣け(久)
 いい音色(丈)


虫の声遠き思いは秋祭り(直) ★★
・とても透明な感じが好きです(英)
・なつかしい思いですね(多)


虫の音も月のあかりもしみじみと(久) ★★★
・晩秋の寂しい様子(一)
・夜に虫の音きくのはなんか落ち着きますね(愛)
・きれいですね(智)
 日本人ですね(誠)


老いて来た私にやさしい虫の声(久) ★★★★
・若いとき感じなかったが感受性豊かになりますね(一)
・静かな時間の流れ(俊)
・林さんの句ですか?違う?失礼しました。(和)
・そのような声は何を語ってくれるのでしょうか(博)
 老いるごとに虫の音も美しい(丈)
 感じ方も心の持ち様しだいでしょうか(誠)


幼子が這いつくばって虫を視る(誠)
・大人になっても失いたくない心です(博)


虫の声眉間の皺もちと伸びる(誠)


生と死を 歌い始める 秋の虫(晃) ★★★★
・無常感です。(直)
・中年の脂ぎった時期です(英)
・52句の中で一番!虫のむなしさがでてる。
・種の連続のために死があるのでしょうか、人もまた(誠)


裏返し心もちょっと虫干しを(俊) ★★★
・いつまでも同じ考えでなく新鮮な心に私もなりたい(一)
・ちょっと粋なかんじですね(多)
・できるならしてみたい(智)
 どうしても一面ばかり見てしまいがちです(誠)


蛾を見てもキショ言わないで我を通す(和)


ムシされた ムシのいいこと いうわたし(多)


誤解され暗い土塀に毛虫這う(博)
・こういう気持ちわかります(久)
 なんとも言えないイガイガした感じ、でも味わう他に無し(誠)


いつもはらぺこ完全欲の強い虫(俊)


虫ついたうちの娘になにすんね(和)


えっ老眼? 出番のおおい 虫メガネ(多)


落ち着かぬ僕の心は虫のよう(博)
・確かに虫は落ち着きなく動き回っていますね(俊)


綺麗だね君じゃなくてさむしの声(和)
 皮肉(丈)


脱皮して 外装かえて 成虫に(多)


アブラムシ羽をとったら飛べないね(和)


秋の夜はジャズもいいけど虫の声(和)
・そうですね(晃)
 ジャズよりはいい(丈)
 小林さ〜ん。


虫の音に聞き入る内に妻寝息(直)


虫なべて蔵におさめて晴れ晴れと(久)


眠れぬ夜は虫の話に耳すます(愛)
 いつの間にか眠る(丈)


恐がりで泣き虫の僕トンボ追う(博)
・自然は誰でも差別無く抱いてくれる(誠


邪念なき虫と戯れ澱溶ける(誠)


虫の音と満月浴びる草川原(直)
・よい光景ですね(博)


毛虫でもいつか蛾になる蝶になる(愛)
・今に見ていろ僕だってと、大きな夢を(一)


虫の音と湖面の波間時過ぎぬ(直) ★★
・とぎすまされた静寂を感じます(多)
・信州を思いだせる句ですね(和)


潰される虫ケラみたい私たち(智)
 一寸の虫にも五分の魂。虫は足が一本取れても生きていく(誠)


虫ゴムも認めてほしい世の中に(英)
・無くなって初めてありがたみに気が付くことが多いですね(誠)


虫好かぬ奴もかつては赤子かな(誠)


嬉しいね タデ食う虫も いてくれて(多) ★★★
・ほんとうれしいね。(直)
・ほんとです妻には感謝です。(英)
・世の中いろいろあっていいですね(晃)


虫になり貴方の素行調査する(英)
・わかった、わかった(博)
 ヤバイな!と思ったが、純潔な私には関係ないこと(和)


虫すかん そんな人にも あいさつを(一)


もがいてる虫気の毒で潰せない(智)
・林さんのやさしさがうかがえる(和)


殺虫剤なんで私にかけるのよ(愛) ★★★★
・実話ですか?(直)
・面白い(俊)
・君がのりかのように綺麗か、とてつもなくブスかのどちらかである(和)
・かけられたらそんな気分でしょうね(智)
 被害妄想なんでかね(博)


愚痴過ぎて蓼食う虫も寄り付かず(誠)
・よくあること、同情買うより嫌われる(晃)
 愚痴は仲間を困らせる(丈)
 これだけは言われないようにしたいです(多)


がまんせよ それでもおさまらぬ 腹の虫(一)
 喧嘩するには三日待て(丈)
 三日の我慢?(久)
 そんな時もありますね(愛)


しみ虫が美味しいところ先に読む(英)
・観察がすごい!(多)
 先を越された悔しさでしょうか「しみ」で切るのですね。(誠)


虫死んだと 電池交換を言う 現代っ子(一)




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