『馬』の句
「馬」と聞き幼き頃の府中観る(直)
★★
・学生のころよく行った府中、懐かしい(和)
・誰かに連れられて行ったのでしょうか(誠)
足延ばし首長くして君を待つ(博)
あつあつの馬鈴薯バター北の味(誠)
★★
馬鈴薯はジャガイモの別称で、題の「馬」と意味の違う「読み込み」になります(俊)
・北海道でホクホクのジャガバターを食べたくなりました(智)
・馬の題で馬鈴薯は思いつきませんでした。(久)
キレた君狂った馬にしがみつく(博)
こういう事の出来る人、実は神経質なのでは。(英)
さあ買った今年の締めも中山だ(直)
★
・いい○○馬だった(和)
すみません白馬の王子ではなくて(智)
★★★
・すみませんという彼もすごいし、言わせる彼女も良い人だと思わせます。(英)
・相手にも選ぶ権利があるのですから謝らなくても。。。(誠)
・待つ者と詫びる者、美しいなあ(博)
ずるがしこいジャッカルロバに蹴られ泣く(誠)
★
・ジャッカルとロバの比喩と対比が面白い。(俊)
とぼとぼとハズレ馬券を握りしめ(明)
★
上五を変えたら良い句になりそうですよ。「生きているハズレ馬券を握りしめ」(俊)
・早く捨てた方がいい(和)
ノホホンといつもおまかせ馬の背に(博)
★★
・馬の背におまかせでノホホンとするのはうしろめたいですが、好きです。 (俊)
・最後まで背中があればすばらしい(誠)
ハイセイコーあなたの走り胸刻む(直)
★
・なつかしい、テンポイントも素晴らしい馬(和)
パカパカと馬車が行くなり夢の中(久)
ほんとはね王子でもない馬もない(智)
★★★★
・こんな私を愛してくれますか。(俊)
・すみませんの続きか?(和)
・本当の自分の弱みを出せると強くなれそうに思います。(英)
・「白馬待ち待ち草臥れてでももう少し…」と見比べニンマリ(博)
ミレニアム一か八かの穴場券(和)
やじ馬がたかってよろこび噂する(愛)
★
日常使う「野次馬」は馬という文字が入っていますが、馬の意味はなく「読み込み」。(俊)
惜しかったね。でも好きだこの句。僕なら『よってたかって噂する』かな(博)
リストラでゆっくりの馬桜鍋(英)
★★★
・「桜鍋」がどんな鍋か教えて下さい。「ゆっくりの馬」の比喩が良いと思いました。(俊)
・一休みしよや(直)
・すぐに鍋に飛び込まなくてゆっくり草でも食べながら歩けば(誠)
わかるのか馬も人見て走り出す(博)
★★
・犬でもよく人見てますからね・・馬もよくわかっているのでしょう(愛)
・わかるもの(和)
遠景に草食む馬の阿蘇高原(誠)
★
・のんびりとした景色目に浮かびます(久)
回転木馬の瞳哀しき雨の午後(俊)
★★
・淋しい雨の午後その公園(博)
・ジンタのリズムが聞こえてきそうです、訳もなく物悲しくなる景色です(英)
観光客乗せてうつむきポニー行く(誠)
★★
・うつむきながら歩くポニーと自分が重なります、生活とはこんな感じが多いのかも。(英)
・ポニーを見ていると気の毒になります(智)
競走馬栄光と影紙一重(誠)
★★
・その通りですね。人生も。(俊)
・本当だね、テンポイント(66.5kg)悲しい末路(和)
空っぽの人生だから馬のつら(博)
五高生正馬(しょうま)駈けたか熊本城(誠)
合理化が恐くて馬も目一杯(英)
★★
・合理であれば怖くないのですが不合理=合理は怖い(誠)
・社会を風刺している(博)
今月も競馬で消える生活費(明)
★
・競馬をしない僕には分からないが……、困っていることは……(博)
今度こそきっと当たると馬券買う(愛)
産みし母せめてあの世で馬に乗せ(博)
★★
・生きている間に親孝行できればと思います・・(愛)
・少し前まで生きることは本当に大変だったのですね(誠)
十二支のうまを言うのにねうしから(和)
★
・恐らく脳の記憶形式が一連になっているのでしょう、右脳型?(誠)
重たくはないか私を乗せていて(智)
★★
・重い重い 気がついたらしばらく歩いてみてください(馬より)(誠)
・君のその優しさが命取り(博)
初競馬ちょっと大人になったよう(智)
女ごころ馬顔よりもキムタクか(和)
★
・○さんもやっぱりな(博)
勝ちましたちょっといっぱいやってこう(智)
★
・口元が緩んだ様子が目に浮かびます(誠)
乗馬行き彼女気を引く口実に(直)
★
・臨機応変/当たって砕けろ/行動があなたを変える/結果は知らん(誠)
振り向いた馬の瞳に卑弥呼像(晃)
★★
・過去の恋でしょうか。(俊)
・君も見ている卑弥呼像(博)
新宮の神馬の瞳いと愛し(久)
人生も当たって欲しい万馬券(智)
今日も生き延びたら人生今日も大当たり(誠)
静寂に正馬(しょうま)何見た水前寺(誠)
正馬も「読み込み」で、題の「馬」とは意味が違います。(俊)
赤青に馬泣き四十人の顔(誠)
草を食む駄馬の目僕に暖かい(英)
★★★★★★★
・作者の傷つき淋しい心。馬の瞳に癒されていくのでしょうか。(俊)
・馬の目はほんとに優しい(久)
・走れる馬だけがいい馬というわけでもないですよね(愛)
・馬と目が合ってもドキドキしてしまう私たちです(智)
・よくわかるみたい、馬は(和)
・きっと馬の目はあなたを写す鏡/自分を慈しむ自分が見えた瞬間(誠)
・僕はその駄馬になりたい(博)
走ること忘れ種馬惰眠せり(俊)
★★
・馬も人生(馬生?)に疑問を感じている?それは私?(誠)
・頑張ったもんね、お疲れさま(博)
大木を引くパカパカが懐かしく(誠)
淡い恋乙女が馬と戯れる(博)
★
・緑の草原と馬と少女。美しく淡い恋心。(俊)
天駈ける夢ばかり見てロバの朝(俊)
★★★
・夢ばかり見て事実をみたくないときもあります(愛)
・希望がありますね、あとはポクポク歩むだけ(誠)
・まるで僕みたい(博)
日曜日3時過ぎると父テレビ(直)
★
・その後ゴルフ中継(和)
馬と鹿アホなんていう馬鹿な奴(和)
馬なみの鼻息で負け口喧嘩(英)
負けるが勝ちか?(誠)
馬顔に惚れたふりして金目当て(和)
★
・いるいるそんな女(博)
馬券には幸と不幸が入り込み(和)
★
・「競走馬栄光と影紙一重」と同想句ですね。(俊)
馬券散る20世紀にさよならを(直)
★★
・夢の叶わなかった20世紀、でも21世紀は・・・。(俊)
・壮大な馬券ですね(智)
馬合わず我を押し通し泥沼に(愛)
・にんじんが互いの好物なら一緒に食べる手もあるが甘いか(誠)
頑張れ、神経質者(博)
やはり「読み込み」。(俊)
白馬待ち待ち草臥れてでももう少し…(由)
★★★
シンプルに「白馬待ち待ち草臥れてもう少し」で十分意味が伝わりそう。 (俊)
・白ではなく金色馬だったら?(直)
・自分が待っていたのは本当はライオンだったりして(誠)
・「ほんとはね王子でもない馬もない」見比べニンマリ(博)
半馬身詰めの甘さは僕のよう(明)
★★★★
・「半馬身」の具象が良いですね。私も作者と同じ。(俊)
・この半馬身、なかなか難しい(和)
・頑張れと応援してもなぜか負ける、自分と重ねているのか。(英)
・でも半身で食らいついているすばらしい(誠)
鞭打たれサラブレッドはヒトの目に(俊)
★
・サラブレッドは何を考ええて走っているのでしょうか(誠)
幌馬車で揺られて旅に出てみたい(智)
★★
・「幌馬車」の具象が効いていると思います。ロマンですね。(俊)
・こんなリズムが人間に合っているんでしょうね。行ってみたい(誠)
夢買ったしかし本命いまだ来ぬ(直)
夢を買ったのでしたらそれはそれで(誠)
目が可愛いそんな理由で万馬券(智)
★★★
・自分の愛するものが一番(直)
・「君の目が素敵だから結婚した」という人もいるでしょう(誠)
・これでは当たらない、人も同じ(和)
優駿が時代を駈けて夢与う(直)
★
・よく夢(?)もらったもの(和)
揺られつつ馬に謝る太り気味(智)
★★
・よくわかる(和)
・同感です。少し体重が減ったので過去を忘れ人に歩けと説教しています(誠)
落ちていく君に乗るため何度でも(博)
★★
・この粘り強さを見習いたいです(智)
・そう、私もそうだった(和)
落馬した男が見てる流れ雲(俊)
★★
・落馬した地面がもと居た場所ですね(誠)
・あははは、達人の境地ですな(博)
颯爽と乗馬の若人過ぎてゆく(久)
★★
・若さはエネルギー。幼稚園の若い保母さんを見てふと(誠)
・綺麗な川柳(和)
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