● 漠然とした不安に振り回されてしまいます・・・。
  • 漠然としているとありもしない予期恐怖におそわれ不安や怖さが倍増します。
  • 漠然とした観念的な不安は解決してしまいたいという思いが強い。なかなか放置しておくことができませんが、漠然としたことはとりあえず横に置いておき、できることから手を付けましょう。
  • 具体的な悩みから学んでいくことが大切です。何が不安なのか具体的に書き出し、解決できそうな事柄から手をつけるようにしましょう。
  • 悩みの実体を知ることが大切です。
  • 自分で苦しさを踏み越え、自分なりに回答をだすことも大事だが、周りの人の意見を取り入れながらやっていくことも必要です。
<ポイント> 人間本来の生き方は、死あるいは不安・恐怖について心を労することでなく、欲望と 不安を正しく見て、欲望に乗ってベストを尽くすことです。
----- 森田先生のことば --------------------------
我々の最も根本的の恐怖は、死の恐怖であって、それは表から見れば、生きたいという欲望であります。
これがいわゆる命あっての物種であって、さらにその上に、我々はよりよく生きたい、人に軽蔑されたくない、 偉い人になりたい、とかいう向上欲に発展して、非常複雑きわまりない吾人の欲望になるのである。
それで我々は、自分はどうしてこの様な欲望が起こるか、なに故に病気が恐ろしいか、不眠が苦しいとか、 種々場合と条件とを、自己反省によって追及して行くと、その根本的の意味がわかってくる。これを自覚といって、 修養が積むほど、その根本的の意味がわかってくる。
(森田正馬全集 第5巻 P113)
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