【前半】『対人恐怖の治し方』(森田正馬先生著 より)
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・”人々は、異性、金銭、名誉、権勢等を獲たいと憧れる”のは人の当たり前の心理だと思う。飾らない人、良く見せようと
しない人のほうが付き合いやすい。
・今までは人から嫌われないように生きてきたが、森田を勉強してから万人に好かれるのは無理とわかった。人と比べなくな
ったし、人の為に何かしてあげたいという気持ちになった。
・人に好かれたいと言う欲望が、人を不快にさせたくないという思いになって、それが強くなっていった。
・人に怪訝な顔をされたら、自分の表情が気になり後で鏡を見に行ったり、不快にさせていないかどうかその人に話しかけて
、自分の不安を解消しようとしていた。
・次に会うまで気になって仕方がない、自分の嫌いな人にはそこまでしない。やっぱり好かれたいからだと思う。
・相手が嫌な顔をしているかどうか、それ自体も本当かどうかわからない。
今はそんなことはどちらでもいいと思うようになった。
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【後半】持ち回り理論学習 H.Kさん
◆「行動の原則」
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「考え方の癖の修正」
*神経質者の考え方の癖
・先に結果を予測してしまう。
・するまえから出来るか出来ないかを予測し、出来なさそうならば、手をださない。(ex.英語の勉強など)
・今の自分にとっての意味(価値)が有るか?損か特か?中身の楽しさを味わう前に、損得の価値を決める。
合理的に生活したい。
・失敗しない自分を実現してから行動しようとする −> 結局、新しいことに出を出せない。臆病。
自分の気分を注視し、周りや自分のやりたいことが見えにくくなる。
*修正していくには・・・
・行動して気づいていくしかない。
・頭の中で考えても何もわからない。実際やってみないとわからない。
・普段から自分の考え方の癖を自覚しておく事が大切。そこから次へのステップに繋がる。
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「行動の原則」
1)見つめ、感じる。
・自分の辛い部分を見つめるのは辛いことだが、我慢が必要。
・情けない自分(事実)を認める。
・情けないのは正の欲望の裏返し
2)まず手を出し、動く
・考え方の癖があると難しく、自分からはなかなか出来ない。
・周りの人の誘いに乗って動くことが大事
・躊躇してタイミングを逃さない事も大切
・「動かないといけない」と考えるのは観念的
3)今できることはひとつしかない
・症状にとらわれているときは、周りが見えていないため、優先順位をつける事が困難
・頭で考えて出来たという事ではない
4)取り越し苦労には時間切れを宣言する
・準備し、点検しても、不安はなくならない
・そのままにしておく、仕方ない
5)初めての行動には不安がつきもの
・悩んでいる時は、不安を異常視(あってはならないものと考えてる)
・初めての事は当然不安なもの
・不安を感じながらも、物事をこなしていくことが大事
6)100%完全な行動はあり得ない
・神経質者は失敗したくないと思っているが、完全とはイメージの中のもの
・選択して行動した結果は、甘んじて受けるしかない
・結局仕方がないという事も、自分の中に持っておく
・出来た事を評価していくことが大事
7)行動にははずみがあり、リズムがある
・自分の得意な事は動きやすい。
・自信がないと断ってしまいがちだが、請合うときちんとこなすのが神経質者
・苦手な事にも手を出し、経験の引き出しを増やすといろんな時に対応しやすくなる
8)感情と行動は別物
・感情は意のままにはならない(感情の法則)
・苦手な事も不安なままで手を出していく(恐怖突入)
・不安なままでも行動は可能(体得すればそれが「あるがまま」)
9)外相整えば内相自ら熟す
・いくら心が騒いでも、1歩踏み出すことから始まる。
・辛いところへちょろんと入る(恐怖投入)(ex.会社へ行きたくないが、洗顔→着替え→食事と1つ1つ行動)
・行動できたら不快な気持ちも、行動と共に消えていく
10)物の性をつくす
・物の用途やその瞬間を最大限に生かしきる事が、自分自身を生かしきる事 (ex.洗顔した水→雑巾洗い→植木)
・仕事、遊びに精一杯打ち込む。
11)物そのものになる
・物そのものにならなければならないと考えるのは、間違い
・気にしながら、とらわれながらも目の前の事に手を出していくうちに、夢中になっていることに気付く
・何かを成し遂げようと工夫していく中で、結果として物そのものになっているという事
12)人生は事実の積み重ねである
・悩んでいるときは、症状を治してから、そこから始まると思いがち
・苦しいながらも自分らしさを発揮して日々を過ごす。
・事実の積み重ねの中で、結果として治る
*治すのが目的になってはいけないが、「治りたい」という気持ちは大事。そこが原点
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