【前半】「症状に対する一般の心構え」(高良先生著)より
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〜先ず形を正しくすること〜
喜怒哀楽の情緒は人としてあらざるを得ないから、あるがままに任せて良いが、これをふしだらに、何の抑制も
なく外に現すことは気分に支配されることであり、そこには何の鍛錬もなく、意志薄弱症になるばかりである。
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・気分に支配されている。ちょっとしたことで怒ったり、喜んだりと10分おきにしている。また、それを見られたくない。
「腹が立ったら三日待て」の言葉を思い出して、感情に堪えるようにしたら、怒りも小さくなった。
感情をどこまで出していいのか分からない。
・喜怒哀楽の感情を出す「基準」は、自分の立場で解釈するのではなく、他人の立場に立って考えてみると良いのでは。
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◆不安苦痛があって、それを人に訴えたり、表情に 身振りに言葉に、態度に現しておれば、外形に伴って心は益々軟弱になる。
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・卒倒恐怖、不安発作の時、意識が遠のきながらでも(そこで人に訴えると益々ひどくなるから)仕事を続ける
ようになってきた。
・自分と同じ症状をもった人が、辛い症状のことを長々と話しこちらのアドバイスには聞く耳持たずだった。聞いている方
が疲れた。この時から、もう家族に症状の話をするのはやめた。
・悩んでいた頃は家族に愚痴ばかり言っていた。そのエネルギーをもっと他のことにまわせたのに、と思う。
・辛い時は訴えたくなる、少しぐらいは仕方ないのかも。
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◆外相を整えてゆけば、内相は自ら熟する。
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・この感覚は日本人だけなのかも。お茶お花などに通ずる。
夏場でもスーツ通勤、上着を脱いで仕事をしたら気が締まらない。
・形から入る、会に行く時は暑くても着物を着る。精神もピシッとする。
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◆気分本位はいけない
−対人恐怖などでは、卑屈な気分で、人が笑っても自分の ことを笑っていると感じ、偶然の事でも何でも、自分に関
係があるように解釈する。気分本位の生活では、そうなり易いことをよく自覚して憶断を慎むことである。
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・会社に行きたくないなぁと思っても、実際行ったら行ける。気分本位になっていると気づく。
・気になるまま仕事をしていくしかない。本を読むと解るが仕事に行くと気になる。
・「やらずにやれないというのがよくない」、とあるが、ぱっと動ける時と動けない時がある。
”気になる、気にならない”こと自体、気分本位。どれだけ行動出来ているかが、大切。頭で考えてる間は気分本位。
・昔も今も症状は感じているが、長続きしない。5分ぐらいで別のことを考えている。作業は中断しないが、日常思い込むこ
とことはある。(症状は)小さいツブが点在している感じ。
・感じることはどうしようもない、気分は消せないもの。
・人から何か言われてるかも?と思うのが癖になってる。
人がどう思っていても思ってなくても仕方がないし、どうしようもない。人の思いをこちらで操作することは出来ない。
他のこと、やることが見えてきたら、気になっていることも広い中の一つになってる。
・人から嫌なことを言われたとしてもしょうがない、当然かなと思う。それで、終わってしまう。
・自分が話したことで相手を傷つけたかも?一週間後その人が普通に話してくれた、なんでもなかった。
・仕事をやめたら楽かと思ったが何もしない状態もしんどい。頭ばかりでぐるぐる考えて悩んでしまう。仕事では「実際」で
悩む。
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◆「目的本位」について
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・自意識過剰で人が自分のことを話しているのではと思ったことがあったが、自然に治った。やらないといけない仕事に取り
組んでいたら、気にならなくなる。
・「〜ねばならぬ」にならないか?
仕事が忙しくてそのことを考える暇がない。
仕事でけんかすることがある。感情的ではなく確信を持って言う。「自分に自信を持てるものを持ちなさい」(森田以外の本
で読んだ。)
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【後半】森田正馬全集5巻
◆「器械的作業では再発する」p.96 について
器械的作業では再発するのは何故ですか?
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・あてがわれた事しか出来ず、臨機応変に対応する事ができない
・体験を積み体得しなければ、再発する
・与えられた事だけしていると、自発性がでない
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◆臨機応変にするにはどうすればよいですか?
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・最初は型にはまった行動でも良い。慣れてきたら周りにも目をやれる様になってくる
・仕事では、人が何を求めているかを考えて行動していく
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◆森田正馬全集5巻 P97 上段 「神経質は偉いもんだよ」
理想主義の様に一定の理屈にあてはめるのは何故いけないのですか?
また、「神経質は偉い」との事ですが、どういう事でしょうか?
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・現実との思想の矛盾が起こる
・理想と現実との落差のせいで神経質症になったから
・自分の都合の良いことを求め、枠組みに当てはめ、当てはまらない人は、ダメだと決め付けてしまうから
・白黒で決めず、灰色の部分に真実があるから
・まじめでいい人が多い
・よく気が付く
・「神経質は偉い」とはまじめなので、与えられた仕事を几帳面にこなす人が多い
・症状から抜け出すと、生活の中で色々な事が気になり出す
・気になる所は個性だから、神経症の症状の事だけでなく、他のことにも、神経質の良い面を発揮していけば、良い長所になる。
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◆森田正馬全集5巻 P97 下段 「目的論は科学者に禁物」
世の中の現象を事実ありのままに見る工夫は?
また、客観的にみるにはどうすれば良いですか?
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・自分の都合の良い様に見ない
・科学的に客観的に事実を見る
・自分の事ばかり考えず、相手の立場になって考える
・内面的な部分を客観的に見るのではなく、行動面を客観的に見る
・客観的に見る前に、まずこれが自分だという自覚。自信を持つ。
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