◆『常に何かをしている生活』について。
注意が症状等に固着していた時、どんな状態でしたか?
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・嫌なことがあると、そこから頭が離れられず、行動が固まってしまって、悩んで、さらにどんどん行動ができなくなっていた。
だけど今では、嫌なことがあっても、動いていたらいつの間にか仕事に集中して、嫌な心も流れている。
・心が流れていなかった時→行動できていなかった。「止まる」と、注意が症状に向いてしまう。
・嫌な感情がありながらも家事をしていたが失敗が多かった。そんな時は、心が上の空になっていた気がする。
・最近は常に何かをしている生活の自覚がある。前は考えるばかりで2〜3時間すぐ過ぎたが、今は優先順位をつけて、15
分15分と区切りをつけると趣味も出来るようになってきた。
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◆症状を感じながらも仕事は出来ていますか?
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・症状が気になる状態が、普通の状態。症状をなくしたいという思いが強いと、仕事に目が向かない。
・そのまま、今、目の前にある仕事をやっていくしかない。
・症状をなくすコツではなく、気になりながらも動くコツを。
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◆「仕事はなるべく手足を動かすような事がいい。苦痛はあるままに常に何かやる」という事について
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・動き回る仕事の方が、症状が気にならない様な気がする。デスクワークだとどうしても頭で考えてしまって、
気が内に向いてしまう。だけど、ほんとうに仕事に目が向けば、動き回る仕事と同じような感覚になれるのでは。
・逆に、常に動きすぎ・やりすぎで神経症になった。森田を知って、日常やっていたことを減らした。いい格好を見せてきたけど、
「自分は今までこれだけの仕事をやっていた。手伝って欲しい。」と初めて言ったことで、楽になった。
「〜ねばならぬ」という思いで動いていたのが間違いだったと思う。
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◆仕事は、変化が休養になるので、特に休む必要はないという事ですが?
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・がむしゃらに動くと、仕事の転換が休養にならない。
・「せねば」の気持ちでは、心が動くことがない。工夫したり、喜びがあるといいと思う。
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◆不安苦痛のある毎に仕事を休むと、不安苦痛が益々恐ろしいものに感じられる?
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・不安苦痛は感じたくないけれど、あって当然。逆に、不安や苦痛があってはいけないと思ってたらしんどく感じる。
今では、横から自分を見れるように(客観視できるように)なった。
・森田は、普通の人からすれば当たり前のことを教えている。たとえば、熱中症にならないために水分を摂ろう、
ではなくてただ喉が渇いたから水を飲むんだと、森田を知らない人に言われて気づく。
・仕事で人についていけなくて悩んでいる。でも、不安や苦痛があっても仕事の手は止めずに続けている。
・予期不安が強くて行動がとまることが以前はあった。嫌な感じがあっても今は動けるようになった。仕事中、
ひまになる時間が、自分だけ楽しくなくて苦しいと感じる。動き回れるような仕事につきたいから、少しずつ行動していき
たい。
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◆神経質の病理とは何ですか?
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・精神のからくり
・神経質の本態を知らず、自分で病気と思い込み、通俗療法等でどうにか治そうと努力する
・不安感など自分にとって邪魔なものを取り除こうとし、かえって症状を悪化させる
・本で理論を知るのは大事な事ですが、行動をしていき、体で解る事が本当に大事なことではないでしょうか。
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◆雑念即無想とは何ですか?
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・雑念が湧いてくる状態に没頭していると、何も無い状態と同じ事
・「不安即安心」と同じこと
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◆強迫観念にとらわれて、糊づけにされる事はありますか?
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・糊づけにされているとき、人にどう思われているか気にしている。
・とらわれていても、できた時の達成感は大きい。
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◆強迫観念を突破するとはどういう事ですか?
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・自分の殻を破る事。(それが大事)
・勇気を持って行動していく内に出来てくる
・少しずつでも自分を出していく
・失敗を恐れながら、相手にどう思われるか気になりながらも行動する
(→うまくいかず失敗しても自分はこんなものだ仕方がない)
・症状を取り除く目的で、「自分をさらけ出す」のは間違い
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◆仕事中に雑念が浮かんで困ります。どうすれば良いでしょうか?
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・雑念が無い人はいない
・雑念は浮かんでも良いもの
・雑念を浮かばせたままに行動していくと、心が流れる
・雑念が無いと仕事がもっと出来るのに・・という考えは良くない
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