2004年11月
【前半】「症状に対する一般の心構え」(高良先生著)より)
◆完全欲の捉われ
「仕事は遊びと違って、辛いのが普通であり、辛いなかに喜びも生まれるのである。 最もコンディションの良かった時を標準にして、いつでもそうでなければならぬとするから、 現在はいつでも悪いと言うことになる。そうでありたいという理想を、そうでなければならぬとするから、 不完全な現実と常に矛盾してしまう。」

・仕事が出来る人を見て、(努力して出来ているのに)楽に出来ているように見える。 自分のことはどうして出来ないのだろうかと思ってしまう。
・人間関係だけでこの会社はダメだと決めていた。自分に都合のよい職場を求めてしまう。 嫌でも行けば山あり谷ありで何とかなる。
・勉強していて全部、完璧にしないと気がすまない。
◆自信について
「神経質の人はよく劣等感を起こす。自信が出来たらやろうと言う。何も出来ないはずである。 自信なきままにビクビクはらはらで我慢してやるのだ。自信はそのなかに生まれる。 やろうかやるまいか迷う時は、努力してやれば大抵できることである。完全欲の捉われからは、実行によっ てのみ解放される。」

・症状が出たからやめとこうではなくて、出来る範囲で実行していく。 最初は辛かったが、自分を追い詰めた、実行していった。今は克服した。
・せっぱつまったら、人に押してもらえば出来る。
・自分が思ってきたことと実際は違うと言うことがわかった。本を読んだり、会に参加していったら、 よくなった。
・小さい時から誰とも話さなかった。一年前から出来るようになった。今の仕事とは別に、 違う仕事がしてみたいと思う。自信のないままにやってみようと思う。
・一度失敗すると、頭の中でそれを大きくふくらませてしまって積極的に手が出せなくなったりする。

Q、学校で誰かに話しかけようと思っても自信がないからできない。相手がどう感じるかが気になる。
A、自分の頭で考えるより、とりあえず声をかけてみる。返事が返ってこなくても、一声かけると世界が広がる。 やってみれば、違う展開がある。少しずつやっていったら。
◆自覚と往生
「法然、親鸞の如き人々は、悟りを開こうとして・・・ついに仏に一切を任せるという所で心境が開けた。すなわち往生である 。必ずしも仏に任せるとは言わなくていい。事実を正しく認める。そうして事実に随順してゆくのである。 ・・・諸行は本来無常であり、人は煩悩の器であるというのは、ただの観念ではなく厳然たる事実である。 この我々の内外の事実を承認し自覚すれば、我々は不安を棲家とし、そこに常住するより他はなく、かくして 安心立命はどこにもないを悟るのであるが、安心立命のないことを悟ることが、すなわち安心立命であ るという奥義にも参ずる事もできるはずである。
自覚は前に述べたような、我々の生存上不利と思われる点を、正しく認めること以外に、さらにもっと積極的な方面、即ち我 々が如何に様々の苦患を持つにしても、我々の根本に厳として止む事がない向上欲の存在することを認めると言う点にもある 。・・・枝葉に拘わらず、枝葉の症状はありながら、そのままにして本心に乗って、向上発展の道を進むのが神経質者の取る べき道である。往生とはたんなるあきらめではない。必然的の事実には素直に服従して、現在の状態で為す事を為していくの である。」
・あきらめきれない
・行動してて、気が向く時と向かない時がある。行ったらよかった時もあるし、しんどい時もある。
・人と接したりするのに平気に楽しくできたら・・・そうならないのが許せなかった。 自分の思うままにはならないと思う。気になるのをなくそうとしたが、それはあっていいものだと気づく(往生)
・こう思わないといけないと思うのとも違う。私はこういうことがあると自分でわかっていたらいい。 実際の状態と違っても自分で認めていくと言うこと。またなったらどうしようと発展させない。
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【後半】森田正馬全集5巻

◆p101(上段) ライオンから飛びつかれたとき爽快を覚えた
「最大の慰めは、何も慰めがないと知った時」
・もっと他にあると考えるからしんどくなる。
・これしかないと思うと気持ちが楽になる。
・これしかない、こういうものだと分かればそれで良い。
◆p101(下段) 肯定と否定
・本当に自分が頭が悪いと思うなら、否定せず、悪いなりに努力していく。
実際に手を出し、仕事を工夫するしかない。自分をどうこうするのではなく、仕事をどうするかを工夫
・頭が悪いのを否定しようとするのは、うぬぼれである。 不器用で頭が悪いのが事実なら、事実をそのまま見れたら良い。

Q 肯定するという事は、人付き合いが苦手な場合、開き直るという事ですか? 人間関係を良くしたいというプラス思考はいけない事ですか?
・苦手な人に無理矢理入っていくのではなく、仕事が円滑にいく様、最低限でいいのでは。
・自分はこういう性格だからだめだと否定するのではなく、人付き合いは苦手だけど、この人と仲良 くなりたいと思うなら努力・工夫をすればよい。
・性格を直そうと思うと、間違った方向にいく。
◆p102 苦痛という意識が消滅すればすなわち心頭滅却である
・苦痛と意識するから苦しい。
・細かい事は気にしながら実行すれば良い。
・体が不調でも遊びに行ったら忘れている。
・行動しているといつの間にか意識しなくなっている。何もしていなかったら自分の苦痛に意識がいく。
◆p103 「泣きたいのを笑ったりして、心の裏表のあるものと、自分自身をそのままに肯定しているのであります。」
・苦しみがあるまま生きるしかない。
・気になるならないを問題にしない。
・しんどい時、苦しいのを無くなるように工夫していると余計に症状が強くなる。
◆P.103 強迫観念に苦しみながら、かえって上等の創作が出来た
Q 迫観念を持ったまま、次の行動をすることが出来ず、力を注げません。そんな自分も受け入れられず、 トラウマを消さないと治らない思い、原因を探していますが、これで良いのでしょうか?

・強迫観念があっても仕方ない。
・原因を探してもどうにもならない。体を動かしたり、毎日動いている中で気が付く
・実際にやりたいことなど、他のことに動いていく。
・症状が消える消えないは、関係ない。すべき事を一生懸命する。
・症状があってもなくても、自分。
とじる