2004年1月
◆うつ状態になり不眠でも悩んでます。
・自律神経失調、もうろう感、不眠などで悩みました。森田を知って不眠だけがなかなか解決しませんでした。 眠れる眠れないにどうしても執着してしまっていたからだと思います。
・「寝たら死ぬ」という観念にとらわれ寝れなくなったことがありました。眠れなくても不眠とたたかわなくなりました。  眠れなかったらあきらめて何かをして楽しむようになりました。
・「かくあるべし」が強いので自分を追いつめてしまいます。自分が決めたルールをやぶってみたり、価値観変えることも必要です。  毎日同じ行動パターンになっていませんか?ちょっと横道にはいってみたり、気になったことはちょっと調べてみるとかそんな小 さなことの中からでも発見があります。
・仕事などでも一つのことにがむしゃらにやってしまったりしがちですが、他が見えていなくて打ち込んで逃げている場合もあります。 一つのことをずっと長時間やるより、短く次から次にいろんなことをやる工夫をしたほうがいいのでは。 一日30分ずつでも毎日続けるほうがいい場合もあります。
◆「世の中は、生活そのままが苦悩不安である。倉田氏のいうように「治らずに治る」のである。 治らないまま悩みつつそのままやって行く、それが悟りである。「あるがまま」になろうとすればすでに 「あるがままではない」悟ろうとせず、さとられぬままの内に、悟りがあるのである。」(森田正馬全集 第5巻p.81)
・「あるがままにならないといけない」などとあせったりしていたのですがこれを読んであ〜そうなのかと思いました。
・治りたいと思っているあいだは努力してもなおらなかったけれど治りたいことよりもっと大切なことがあることに気が付いて、 治りたいという向こう側にある目的に挑戦するようになりました。結果的には「症状」と思っていたことも気にしなくなってました。
◆神経症は病気ではないと言いますが、自分の今の状態は病気ではないか、大丈夫なのかなと心配です。
・自分の状態ばかり振り返っているからそうなるのだと思います。
・神経症になるのは「生き方をみつけなさい」というシグナルのようなものだと思います。
・振り返ってばかりいずに目の前のことに打ち込んでいきましょう。
基礎体力がないとついつい自分のこと振り返ってばかりになります。 精神面だけなんとかしようとぜず基礎体力つけることも必要です。
・「いかなければ!」「なんとかせねば」と気合い入れて動こうとしすぎかもしれません。 もっと弱々しく動きの中に入っていったらいいのでは。
・今の状態にとどまっていているのも、前に進むのもどちらもしんどいです。 どうせなら一歩前に進んだほうがいいのではないですか。
・頭が悪いと自分のことをあきらめてる人は勉強しません。 やればできるのではないかという思いがあると頑張ります。なんとかしたいという思いも大切です。
 森田も最終的には無理のない生き方ができるようになるとおもいますがそれまではたたかってしまうことも多いと思います。 自分を責めない、自己容認、もう許してあげようというのもわかってきます。
◆「世の中をありのままに見、ありのままに言え」(5巻p.81)
ありのままに見たり言ったりというのが難しい・・・
・例えば人から怒られた時でもそのまま受け入れることができたらなぜ怒られたかということもよくわかり怒った相手のこ  とも「すごいな」と思えたりします。ありのままに見ていないと腹を立てたりします。
・自分をかざろうとしない。勇気がいることかもしれませんがそこからならはい上がれます。
・相手を見下したり、責めたり、自分を卑下したりすることもなくありのままに見てお互い認め合って いけたらすごい世界になるだろうなぁと思います。
とじる