◆「自分は正しい事をいわなければならぬ、男らしく大胆でなくてはいけない、とかいう奮発心を、
思いきって捨ててしまえばよいかと思います。自分は対人恐怖、すなわち恥ずかしがり屋で、
正々堂々と、やっていけるような大胆者ではない、気の小さい見栄坊であるという風に、自分自身に
なりきってしまえば、行くべきところへも楽に行かれるようになる。もしあのような事を問われたら、
自然に頭を掻いて、口ごもりて、いうべき事もいえず、言葉を濁して、その場をつくろうのであります。
これがすなわち赤裸々になる自分を投げ出すので、我々は真をいおうとして、かえって虚勢を張り、
虚偽になることが多い。」(森田正馬全集 第5巻p.76)
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・理想に近づこうとしていいかっこしてしまいます。
・自分を素直にだしたらいいです。
・人前で本を読んだりするのが苦手で、震えたりつっかえてなかなか読むことができなかったのですが、
大胆になろうとかせず臆病なままに読んでいたらすらすら読めました。
・はずかしいと行動できないと思っていたのですが、森田を知ってはずかしがりながら行動することはできるとわかりました。
・対人恐怖ではないのでなぜ対人恐怖の人が「はずかしい」と思ってしまうのかよくわかりません・・・・。
人からどうみられるかが中心になりすぎてるのではないのですか?なにかやって失敗したらそれはそれでいいと思うし、
人から何か嫌みを言われても自分が悪いことしていないのであれば別に言われてもいいのではないのですか。
・「これさえなければ」という思いが強いのでいろんなことで悩んでしまうのだと思います。
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◆「今、Y君が戦々恐々としていれば、人に迷惑をかけない」といった事は、非常によい心掛けかと思います」
(森田正馬全集 第5巻p.77)
私は症状にふりまわされいつも戦々恐々としているのですが・・・。
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・ただ単になにもせずに、恐怖突入する前にこわいこわいと言ってるのは森田先生の言われている戦々恐々ではありません。
行動(恐怖突入)しながらただ戦々恐々としていればいいです。
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