2001年7月
◆ 実践、実行すれば治るというが、しんどいだけだと思ってしまいます。
理想を高くしないで身近なことをやっていきましょう。
できないことや、しんどいことばかりクローズアップするのではなくできたことや、 やり終えたよろこびを、表現してみましょう。
最初は治すために行動をしてもいいですが、それだけではダメだということがやがてわかってきます。
◆ 共感について
素直に共感することがはやく治すコツです。共感することが一番大切です。
集談会などでも、目的本位のつらさと同情心を持って人の話をきくようにしています。 「あの人もつらそうだな〜」という感じを大切にしています。
症状はハンディであるが持ち方によっては武器になります。(吃音などの場合、まわりの人は聞きもらすまいと思うのでスラスラ話す人の話より一生懸命聞いてもらうことができます。) 「つらいだろうな〜」「困っているだろうな〜」と共感したら、自分が相手からどう思われているかなどの葛藤は置いておいて手伝えることがあれば手伝うようにしています。 神経質症は病気ではないのだから、自分だけは特別だという異常感を持ち込まない方がいいです。
「人のために尽くす」と自分の精神状態から解放されます。自分のことはどうでもよくなってくる。自分のことを考えなければ神経質症はどんどんよくなります。 症状は悲観する材料ではありませんが、自分でどのように処理すればよいかというノウハウは知っておく必要があると思います。しつこさ(執着性)をどこに持っていくかが大切です。
とじる