2001年6月
◆意識しないでおこうとするとつい意識してしまいます。
意識してはずかしがっていればいいのだと思います。目的がはたせればそれで良いです。 自分の弱い心を見せないでおこうとすると二重の苦しみになってしまいます。 あるべき感情をあってはいけない思うことで苦しんでしまいます。
◆ 事実を大切にすることについて
体調が悪く検査をすることになり、予期恐怖のため逃げることばかり考えていたのですが、 実際やってみるとなんとか胃カメラなどの検査もできました。事実に評価をおくことができるようになりました。 気が狂うのではないかと思うことがあってもそれは単に想像の世界です。悲しいことがあってもますます その悲しみがひどくなることはありません。事実が何なのかよく見て事実を尊重する生き方が大切なので はないでしょうか。
◆不安神経症になり動けなくなってしまいましたが、嫌々行動しているうちに治りました。
症状を忘れるために行動をするのではなく行動する中で症状のことを忘れてます。
しかし、しんどい時はとりあえず症状をとるための行動になってもいいので動いたほうがいいのではないでしょうか。
感情はコントロールができないがどんな感情でも動けるということがわかりました。
倒れるのではないかとあまり先々のことを考えるより倒れたその時にどうすればよいか 考えればいいと思えるようになりました。
強迫タイプの人は自ら崖っぷちに立とうとしないからなかなか治らないのではないでしょうか。 不安タイプの人は行動力のある人が多いです、強迫タイプの人は粘り強い人が多いです。 お互い共感しあって、良い部分を見習ったほうが良いと思います。 症状がなかったらやってみたいと思うことを書き出して、やりたいことを一つずつ実行していきました。
不安のままやりたいことができました。気分本位から目的本位に行動することが治るきっかけとなりました。
強い部分だけで生きていこうとする生き方が神経質症に陥る原因の一つだったのではないでしょうか。
症状の中から自分らしい生き方をつかみ取ることができます。
苦しさをどうあつかえばよいかわかるようになりました。
波はかぶらないといけないものですが、かぶりかたがあります。
◆雑念が浮かんで人の話が聞けなくて不安です。
雑念を異物視して悲観することはありません。
不安の中から現実問題を見つけだせば次の糸口を見つけることができます。
つじつまを合わせてわかったような顔をしないほうがいいのではないでしょうか。
日頃から苦しい時に苦しいと言える環境をつくっておくことも必要なのではないかと思います。
とじる